アエネアスは、二人との話し合いの呼吸を整えた。それくらいに、砦の押収に関する仕事は重かった。当事者の肩にずっりと来るものがあった。アエネアスは、押収の手順について簡単に説明した。
『押収の手順は説明したとおりだ。判ったか。砦には、ポリメストルの留守を預かる長老もいると思われる。そのうえ少数かと思うが守城の兵がいる。干戈を交えるタイミングを間違えるでないぞ。もし、そのような事態になったときは、容赦はするな。力で砦を押さえろ。俺は、明日の午後、エノスの砦の領主と一緒に砦に出向く。それまで、お前たち二人と部隊で砦を管理していてほしい。以上だ。気をつけて行け。』
『判りました。では、出かけます。』
『仕事が終わるまで、お前らの身の安全、隊の者たちの身の安全、安全に対する注意に抜かりがあってはならん。では、気をつけて行け!』
アエネアスは、二人を送り出した。
ポリメストルの遺体を生き残った者たちに持たせ、先頭を歩ませ、激戦の余燼と屍臭の漂う戦場の地をあとにした。
『押収の手順は説明したとおりだ。判ったか。砦には、ポリメストルの留守を預かる長老もいると思われる。そのうえ少数かと思うが守城の兵がいる。干戈を交えるタイミングを間違えるでないぞ。もし、そのような事態になったときは、容赦はするな。力で砦を押さえろ。俺は、明日の午後、エノスの砦の領主と一緒に砦に出向く。それまで、お前たち二人と部隊で砦を管理していてほしい。以上だ。気をつけて行け。』
『判りました。では、出かけます。』
『仕事が終わるまで、お前らの身の安全、隊の者たちの身の安全、安全に対する注意に抜かりがあってはならん。では、気をつけて行け!』
アエネアスは、二人を送り出した。
ポリメストルの遺体を生き残った者たちに持たせ、先頭を歩ませ、激戦の余燼と屍臭の漂う戦場の地をあとにした。