あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

向日葵が金魚を覗く昼下がり  あきオジ

2011-08-02 17:36:11 | 日記
昭和記念公園です。

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夕月や涼がてらの墓参り  一茶

蚊やりから出現したりでかい月  一茶

(この表現の斬新さを現代の教養ある俳人は「きわもの」「過剰」というでしょうね。でもだから一茶なのですね。
破調というか乱調こそ俳人の務めです。)

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いちめんの向日葵なれば空高し  あきオジ

2011-08-02 17:24:30 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。
もっともっとスケールアップしてほしいですが
やはり、そこそこがよろしいですね。

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撫て見る石の暑さや星の影  除風

何と今日の暑さは石塵を吹く 鬼貫

(日本人の繊細さと微妙な差異を見逃さない観察眼が俳句ですね。)

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黒猫が向日葵日よけに昼寝かな  あきオジ

2011-08-02 17:11:23 | 日記
昭和記念公園です。
向日葵しかめぼしい花がありませんから人は極端に少ないですね。
大多数の人はプールです。

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旅にあるよな気がしない  山頭火

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「こんぴらさん」を録画しておいたので見ました。
再放送でもしっかり見ました。
四国善通寺で暮らしたことがありますから懐かしいですね。
もちろん何回も登りましたよ。

今だったらもっと熱心に参拝していたかもしれませんね。

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もうすこいおじゃまします西瓜食う  あきオジ

2011-08-02 05:54:54 | 日記
新橋のビルです。
平日はこのビルに吸い込まれる人でごったがえすのでしょうね。

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飛石にとかきの光る暑かな  太祇

(「とかき」とはとかげの意です。このような句が俳句らしい俳句なのでしょうね。そんな気がします。それが何となく見当つきますが、見当違いでしょうかね。)

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「法然上人絵図」を紹介した番組を観ていました。
法然、そして一遍、魅力あふれる人ですね。

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ガラス窓こだまに冷たき靴の音   あきオジ

2011-08-02 05:49:32 | 日記
新橋のビルです。
完全に人が飼育されている。
そんな印象をもつビルです。

人が作ったとは思えない不思議な空間です。

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旅寝して香わるき草の蚊遣哉  去来

(時代の気分とか匂いがあって、懐かしいのですが、わるきとはどのような香りなのか、まったく想像できないのが残念です。)

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ポスターがひらひら涼し夏休み  あきオジ

2011-08-02 05:43:50 | 日記
浅草松屋裏の土産物屋

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蟹の目の巌間に窪む極暑かな  泉 鏡花

(今でも泉鏡花の評価は極めて高いですが、数百年後にはさらに高い評価を得ているような気がします。色彩に溢れて日本的であるのが、逆に世界的な評価を得る。そんな生意気な感想をもった句です。)

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