あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

石仏や人さし指に蜻蛉かな   あきオジ 

2011-08-18 18:54:11 | 日記
昭和記念公園です。

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干物干して蕾はまだまだかたい  山頭火

雪もよひたうたう雪になつてひとり  山頭火

ともかく昼寝の枕一つ持つ  山頭火

誰にも逢はない道がでこぼこ  山頭火

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夜になっても気温は下がりません。
クーラーはフル回転です。
節電など無視です。

それでいいのか
悪いのか。

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向日葵の畑につきだす顔一つ  あきオジ

2011-08-18 18:52:57 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

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負けまじき角力を寝物がたり哉  蕪村

斧入れて香におどろくや冬木立  蕪村

うつつなきつまごごろの胡蝶哉  蕪村

麦刈て遠山見せよ窓の前 蕪村

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猛暑でした。
ズボンも汗でべったりです。
そんな夏です。

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日焼けした腕細くして夏終わる  あきオジ


向日葵が背伸びしている暑さかな  あきオジ

2011-08-18 18:51:17 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。
向日葵はいっぱいあるから向日葵です。
そう思いませんか。
私は勝手にそう思っています。

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秋猫の目の糸ほどに恋ひわたる  蛇笏

大江戸の街は錦や草枯るる  蛇笏

山晴れをふるへる斧や落葉降る  蛇笏

門前の花菜や涅槃像  蛇笏

(分かるような分からぬような。そんな句げ延々と続くと疲れますね。飯田蛇笏の句であって、理解できる句を探すのは大変です。困ったものです。どうしてこのような状態になったのでしょうか。そんなときには伊藤園のサラリーマン川柳とか日本一短い手紙などの応募作品を読みたいですね。)

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山頭火自分を生きる冬景色  あきオジ

2011-08-18 06:50:48 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。

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たましひのたとえば秋のほたる哉  蛇笏

さるほどに泣きこゑしぼる音頭取  蛇笏

向日葵に鉱山びとの派手浴衣  蛇笏

(飯田蛇笏、荻原井泉水が、現代作家に誘う作家になりそうです。なかなか、いい作家に巡り合えないし、理解するのが難しい句が多いのですが、この二人の句なら、道案内になりそうです。まあ、ぼちぼち。続けていけば新しい展開があるでしょう。)

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経の仕事が終われば、夏休みに入ります。
9月まで仕事はありません。
何も予定はありません。

広げるより、深くする。
それが年寄りには似合いそうです。

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朝から「薬師寺」を紹介したビデオを見ました。
時代を越えて、問い掛ける仏像も貴いですが、
その仏像や建物を作った職人の姿を想像して感動しています。
そんな年代に入ったのですね。

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秋風が吹きぬけホームに人疎ら  あきオジ

2011-08-18 06:14:47 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

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秋風あるいてもあるいても  山頭火

春の山からころころ石ころ  山頭火

死をひしひしと水のうまさかな  山頭火

(放哉と山頭火の資質はずいぶん違っているのでしょうが、私には分かりません。ただ、山頭火は詩人の心があり、容易に発揚する軟らかさがあるように思えるのです。柔軟というかしまりのない生活を反省することもあるけれど、簡単に崩してしまう。それでいて方向は大きく歪んでいないし、何といっても、歩き続けることは止めない。そんな気がするのです。)

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薬師寺に栃木弁が迫りくる   あきオジ

2011-08-18 05:59:18 | 日記
昭和記念公園です。
暑い時は水がある風景がいいですね。

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名残の夕陽ある淋しさ山よ  放哉

故郷の冬空にもどつて来た  放哉

みんなが夜の雪をふんでいんだ  放哉

(放哉の最晩年の句は、独特の言葉の響きをもっており、固い空間を作り上げているような気がします。でも、放哉のたどり着いた世界が見えるような多く感動します。そんな部分に最近、気づくようになりました。)

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