あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

夕暮れて「見上げてごらん」と口づさみ  あきオジ

2011-08-13 18:02:58 | 日記
神代植物公園です。
明日は出かけます。
ですから、明日の午後と明後日の朝の更新はありません。

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秋ちかき心の寄や四畳半  芭蕉

髪はえて容顔蒼そ五月雨  芭蕉

さみだれの空吹おとせ大井川  芭蕉

風の香も南に近し最上川  芭蕉

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夏の句はどの俳人も少ないですね。「しみじみ」が感じられないからでしょうか。
知らなかったことを知ったところでどうこうということではありませんが、いい気分になりますね。
それだけで十分ではありませんか。

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逃げまどう人も嬉しき夏の雨  あきオジ

2011-08-13 17:50:57 | 日記
神代植物公園です。
猛暑の中を出かけました。
カメラマンが5、6人
全部で50人くらいしかいなかったでしょうか。
熱心な人もいるのですね。

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鍋みがく音にまぎるる雨蛙  良寛

夏の夜やのみを数へて明かしけり  良寛

風鈴や竹を去事三四尺  良寛

酔臥(よいぶし)の宿はここか蓮の花  良寛

盗人にとり残されし窓の月  良寛

(やりすぎだとは思いますが、絵になりますね。)

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良寛の句も二順目に入りました。
これからですね。

バス乗るもあれこれありし盆休み  あきオジ

2011-08-13 17:35:25 | 日記
神代植物公園の夏休みです。

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山登りきりて山の唄うたふ  放哉

(この句だけ、出家前の句です。)

一つの湯呑を置いてむせてゐる  放哉

元気な人ばかり海へ働きにゆき  放哉

貧乏して植木鉢並べて居る  放哉

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「午後の遺言状」を見ました。
新藤兼人監督作品ですね。
杉村春子も音羽信子も亡くなってしまいました。

今日は「カサブランカ」を久しぶりに見ます。
最高の映画の一つですね。

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空仰ぎ空に包まれ一本木  あきオジ

2011-08-13 06:50:19 | 日記
昭和記念公園の木のそして空の大きさはいいですね。

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そろそろ「俳句もどき」も、時間をかけて手入れをしたいのですが、性分として「作りっぱなし」「振り返れない」のが合いそうです。
ということは、そのままでしょうかね。作っている自分を励ますだけで十分です。

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花ちるや末代無智の凡夫衆  一茶

湖水から出現したり雲の峰  一茶

灯の際より青む田づら哉  一茶

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俳句としてどうか分かりませんが、自分と同じ年齢の句は「ここまで深まったか」と刺激を受けることになり楽しいですね。
江戸時代の句は、時間の進み方がゆったりしており、人生の熟し方が深いことが分かりますね。

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松青き池にうつりし積乱雲  あきオジ

2011-08-13 06:37:04 | 日記
昭和記念公園の池です。
この時期は何も花が無い季節ですね。

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今の目標としていることは、昭和記念公園の四季を写真にすることです。それに俳句をつける。ちょっと、常道的ですがそんなものです。
写真も面白いですが、本格的やろうという気にはなれません。写真のプロ、それに近い人がたくさんいて、面白そうなテーマはみなさん狙っています。そんな人の太刀打ちできませんし、そのつもりもありません。昭和記念公園の四季を写真集にしている人もいます。素人は素人らしく。それがいいですね。

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やせたからだを窓に置き船の汽笛  放哉

森に近づき雪のある森  放哉

仕事探して歩く町中歩く人ばかり  放哉

霜とけ鳥光る  放哉

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晩年の放哉の句を読むと、涙が溢れてしまいますね。若いころの句とはまったく違っていています。
晩年の句は美しいし、独自の世界がありますね。不器用で読む人を困惑させることが多いですが付き合いをしておれば何とかなりそうです。

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向日葵が首振り見送る秩父かな  あきオジ

2011-08-13 06:29:16 | 日記
昭和記念公園です。

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働いても働いてもすすきツ穂  山頭火

刈るより掘るより捲いてゐる  山頭火

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山頭火の「ひとり」に対峙する姿はいいですね。宗教家とは違っているところが面白いですね。
長くつきあっているうちに「隣りのおじさん」になりそうな気がしますね。
それがいいですね。
そのような近所のおじさんを増やしていきたいですね。
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雨降りを楽しむ蛙の色変わり  あきオジ

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