あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

白桔梗振り向きもせずに一二輪  あきオジ

2011-08-17 16:13:32 | 日記
昭和記念公園です。
日本庭園の池です。

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金剛力出して木割や露の秋  蛇笏

秋風や磊落として父子の情  蛇笏

人遠く胡麻もかけたる野良着かな  蛇笏

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「法然上人絵図」を紹介するテレビ番組を見ていました。
法然上人は、始祖の中では際立った宗教家であり、人物としても円満でおおらかな人だったのしょう。
そんな気がします。

親鸞は宗教家と言うより時代の改革者だとすれば、法然は本当の宗教家だったのでしょうか。

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過去もみず人比べもしない女郎花  あきオジ

2011-08-17 16:03:49 | 日記
昭和記念公園です。
向日葵の豪快さ
そして、自己主張はいいですね。
でも、生け花にする花ではありませんね。

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サイダーの泡立ちて消ゆ夏の月  山頭火

もりもりもりあがる雲へ歩む  山頭火

ふとおもひでの水音ばかり  山頭火

水音けふもひとり旅ゆく  山頭火

おちついて死ねそうな草萌ゆる  山頭火

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山頭火もそろそろ馴れてきました。
来年になったら、一句ずつ丁寧に年代別に読めるようになりたいですね。

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とりとめもない夏の風掬いあげ  あきオジ

2011-08-17 05:26:19 | 日記
神代植物公園です。

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病人の駕も過けり麦の秋  蕪村

辻堂に死せる人あり麦の秋  蕪村

麦秋や遊行の棺ギ通りけり  蕪村

(私には「麦秋」といえば、小津安二郎の映画しか映像としては思い出しません。あの映画は好きですね。何も起こらず、時代だけが確実に動いている。そのどうにもならない時代の流れを、当たり前の日常を描くことで見出している。その手法はいいですね。蕪村も異質なものを配置する手法で表現しているのですね。)

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時代を生きるためには自分のルーツとつながる伝統文化の継承が必要なのですね。
ですから、自粛はいけませんね。

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逃げ込し不動尊座す寺の風  あきオジ

2011-08-17 05:12:44 | 日記
神代植物公園のベコニアです。

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暑い日は美術館や博物館はいい逃げ場所ですね。

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いきいきとほそ目かがやく雛かな  蛇笏

折りとりし花の雫や山桜  蛇笏

堂しづく一々見えて花御堂  蛇笏

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時代はせわしなく、時間をかけないで進んでいるような気がします。
もう、これからの時代は急激に進化し、資源を使い尽くし
何もかも食べつくして終末に突進するような気がしませんか。
それより、人間同士が殺戮しつづけ死滅するかもしれませんね。


自粛する弱さを教えた墓参り  あきオジ

2011-08-17 04:55:05 | 日記
今日も猛暑だとか
猛暑日の記録が更新されてしまいましたね。

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赤いたすきをかけて台所がせまい  放哉

氷店がひょいと出来て白波  放哉

声かけて行く人に迎火の顔をあげる  放哉

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世界遺産を紹介する番組を見ていたら
エジプトの名品をドイツが奪い去り
現在はドイツの博物館に展示されているのですが
当然のことなのですがエジプトは返還請求をしているという話をしていました。

でも、出土した国が請求するのもそれぞれの理由があると思いますが
思えば何千年前の遺品が出土した国が、当然のように自分たちの所有であるというのも
奇妙な話ですね。
極端な言い方をすれば、親の遺産が自分のものであると威張っている放蕩息子のようなものですね。

人の強欲さというか所有と支配に対する願望は限りありませんね。

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