あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

うたたねの枕ならぬ山頭火  あきオジ

2011-08-24 18:03:38 | 日記
小金井公園

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そこに月を死のまえにおく  山頭火

いつとなく塵が冬めく  山頭火

あるけばきんぽうげすわればきぽうげ  山頭火

うつむいて石ころばかり  山頭火

(山頭火の舌たらずなのに、語調が懐かしいのが魅力ですね。それと平易な言葉なのに寂寥感が溢れていていいですね。何となく日本人が好きな理由は見えてきたような気がします。これから丁寧に読んでいきます。山頭火を知ることは日本文化を知ることにつながるような面白さがありますね。)

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良寛の秋をしのび一人座す  あきオジ

2011-08-24 17:55:33 | 日記
小金井公園です。

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うっくりと独立(ひとりだち)けり秋の庵  良寛

(「うっくり」は一人でぼんやりしている様子の意。)

悠然と草の枕に秋の庵  良寛

柴の戸に露のたまりや今朝の秋  良寛

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良寛の研究家もいっぱいいますね。良寛に関する出版物もう相当にありそうですね。
でも、私は人物を追うつもりもありませんし、短歌や俳句を研究するつもりもありません。
そんな、面倒なことをするほと熱心ではないのです。
でも、ちょっとだけ気分は楽しみたいですね。
楽しく良寛のばあいは、ほっとすればそれでいいのです。

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水泳は俳句にならないそんなもの  あきオジ

2011-08-24 17:40:48 | 日記
小金井公園です。

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秋風やむしりたがりし赤い花  一茶

(現代の女流だと思ったら、一茶の句だとか。そんな意外性が大好きです。)

落葉踏む足音いづこにもあらず   飯田龍太

昂然と齢をとらむに海鼠かな  後藤綾子

(現代俳人は金子兜太を代表として、画数の多い魚や花の名前を使うことが御約束ではないかと思えるほど多いですね。どうしてでしょうか。短い語数の中にあらゆるものを押し込めようとするからでしょうか。まあ、どうでもいいですけど、ゆるく、ひらがなの多い俳句もどきを目指している私としては、頑張りたいような気にさせてくれますが、まだまだ、その気になるのは早いようです。)

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都はるみの特集番組を見ていました。
陳腐で退屈だと思っていた演歌の歌詞もあれこれあるのですね。

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水流れ韮のゆらして夢抜ける  あきオジ

2011-08-24 06:54:13 | 日記
小金井公園です。
小金井公園の写真でけっこう楽しめました。

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何を求める風の中ゆく  山頭火

草をさかせてそしててふてふをあそばせて  山頭火

ふたたびはわたらない橋のながいながい風  山頭火

(旅が見えない俳人は、句も面白くない。そんな印象を日本人はもっているのでしょうか。旅を人生に重ねる。西行、芭蕉、山頭火、私の最近馴染んできた人は、みなそうです。大胆にもいえば、私もそこそこの年になったら四国遍路に出てみようかな。そんなことを言ってみたいですね。)

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井上陽水のライブを収録した番組を流しながらの更新です。
声の艶がなくなってきたぶん
人生を感じる歌唱になっています。
なかなかの内容でしたのでしっかり録画しておきます。
意味不明な歌詞ですが、挑発的なエネルギーがありますね。
和歌、俳句は流行歌やポップスの歌詞に流れていった。
意味不明な説明ですが
そう思っています。

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一茶にも夏がきている信濃かな  あきオジ

2011-08-24 06:44:47 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。
ホームページをみたら
「見頃おわり」だとか
また、来年ですね。

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梅干と皺くらべせんはつ時雨  一茶

(一茶には、季語をおしつけて句にしてしまう横着さがあるのではないでしょうか。ときおり、そんなことを感じる句にであいます。素人が感じることで、何の根拠も有りません。)


飯の湯のうれしくなるやちるみぞれ  一茶

春の風垣の雑巾かはく也  一茶

汁の実の足しに咲けりきくの花  一茶

(一茶に馴染むにはまだまだ馴れが必要なのでしょうかね。まあ、ぼちぼちです。句を選ぶのにまだまだ時間がかかります。いい句を選んでいるつもりなどさらさらないのですがね。)

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風鈴が忘れたころになる不思議  あきオジ

2011-08-24 06:30:31 | 日記
小金井公園です。
ブログを始めたおかげで
写真を撮りに外に出るようになりました。
俳句(もどきですが)を作り始めました。
いろいろな俳句を齧り始めました。
けっこう続いているので
このまま楽しめそうです。

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めつきり朝がつめたいお堂の戸をあける  放哉

(この句はいいですね。お気に入りなのです。淡々と言葉にする。その背後にあるものを想像させない。それがいいですね。下敷があったり、伏線があるような句が苦手な私には、これはいい句ですね。)

小さい家をたてて居る風の中  放哉

(放哉の晩年を描いた吉村昭「海も暮れきる」を読んだりすると、放哉はかなりの人だったようですが、晩年は病気であったこともあり、近所の人の好意にも応じるだけの軟らかさがあったようでほっとしたりますね。善意の読者は、好意的に見ようとしたり、解釈したがるものですね。)

破れた靴がぱくぱく口をあけて今日も晴れる  放哉

(放哉の全体がぼんやり見えてきました。このまま読んでいけば、少しは輪郭だけでも見当がつくようになるでしょうか。ありがたいことです。また、一つ楽しめる世界が見えてきそうですね。)

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