あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

感傷も色合いにした夏終わる  あきオジ

2011-08-23 17:15:18 | 日記
小金井公園です。
長閑な時間の流れを楽しむ人もいますね。
わがままな私は独りにしておいてもらえばそれでいいのです。

人さまざまです。

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秋風あるいてもあるいても 山頭火

おちついて死ねそうな草枯るる  山頭火

ほつかり覚めて雪  山頭火

(最近、山頭火の言葉の響きが馴染んできたような気がしました。これからが興味を深める段階ですね。楽しみになりました。)

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ぐうたらを懐にした夏おわる  あきオジ

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格子閉じ時代を開く本をあけ  あきオジ 

2011-08-23 17:10:10 | 日記
小金井公園です。

朝茶のむ僧静也菊の花  芭蕉

牛小屋に蚊の声よわし秋の風  芭蕉

秋風や桐に動てつたの霜  芭蕉

いもの葉や月待里の焼ばたけ 芭蕉

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夕方になると涼しい風が吹いてきます。
長袖が必要になりますね。

河野裕子の「葦舟」を読んでいます。
短歌を続けて50年
心の支えになってきた短歌の集大成
終わりは癌との闘いでした。
壮絶な戦い
でも、美しいですね。
いい本に出会いました。

「朝日のように爽やかに」で一首ずつアップしています。
機会があったら、お楽しみください。

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眠い目で授業案内開く夏   あきオジ

2011-08-23 17:08:33 | 日記
小金井公園です。
ゆっくり楽しめる場所です。

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橋落ちて人岸にあり夏の月  太祇

むずかしき顔してあるく暑さかな  青鞋

飛石にとかきの光る暑かな 太祇

良夜かな盥に紺の衣漬けて  塚本邦雄

(夏から秋にかけてのアラカルトです。)

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放送大学の新学期の受講申し込み
もう、これくらいでいいかなという思いと
ぼちぼちを楽しむとか
いろいろです。

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語り合う昔も消えて秋の風  あきオジ

2011-08-23 06:42:39 | 日記
小金井公園です。

過ぎた日々の懐かしさを語り合う。
それも食べつくしてしまう。
それよりも、小さなものであっても作り続ける。
それがいい。
そんなことを思います。

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あをあをと瀧うらがえる野分かな  角川春樹

顔抱いて犬が寝てをり菊の宿  高浜虚子

木兎(みみづく)の独わらひや秋の暮  榎本其角

(それぞれの句風があるのでしょうが、そこまで読みとれませんし、絶対的な量を読んでいません。まあ、そのうちに、そしてぼちぼちと読み継いでいきましょう。その蓄積が何かの機会に酵母菌に出会って発酵すると面白いですが、そんなチャンスが無いとしてもそれはそれです。)

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はかなさも細くたわわにわれもこう  あきオジ

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雷鳴に震える犬も濡れたまま  あきオジ

2011-08-23 06:20:10 | 日記
小金井公園です。
水原弘、由美かおるのホーロー製の看板
懐かしいですね。
この看板に反応するのは
それなりの田舎で暮らしていたのでしょう。

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初秋や余所の灯見ゆる宵のほど  蕪村

里人はさともおもはじ女郎花  蕪村

とかくして一把に折ぬ女郎花  蕪村

女郎花そも茎ながら花ながら  蕪村

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蕪村の句を読むと、俳句ってすごいなと思いますね。抱える宇宙の大きさと美しさが違っています。

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ほろ暗き囲炉裏の光みつめおり  あきオジ

2011-08-23 06:09:09 | 日記
小金井公園の囲炉裏ですね。
温かい光が印象的でした。

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旅はいつしか秋めく山に霧のかかるさへ  山頭火

うらに四五本あればつくつくぼうし  山頭火

柳ちるそこから乞ひはじめる  山頭火

もう逢へますまい木の芽のくもり  山頭火

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日本人に必要なのは「しみじみ」を感じる感性と語るのではなく「つぶやく」ことなのでしょうかね。
そんな感性が似合うのですね。

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紅葉散るかちんとぶつかる音残し  あきオジ

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