あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

影踏みをガチンコにする親子かな  あきオジ

2011-08-25 20:21:07 | 日記
神代植物公園です。

・・・・・

炎天を行くやうしろは死者ばかり  石塚友二

体臭なきいくさの遺品冷ゆる汗  玉城一香

風吹けば白百合草を踊り出づ 山口青邨

(夏の句です。どれも「上手」ですね。それなりの感動をもつのでしょうが、それ以上には伝わってきませんね。きっと、素人の上に鈍感では俳句は楽しめませんね。まあいいか。)

・・・・・

おもいつき書きっぱなしの夏終わる  あきオジ

2011-08-25 05:18:51 | 日記
神代植物公園です。

・・・・・・

毎日、俳句を作るの大変でしょう。
そんな聞かれ方をします。
それほど熱心でもなさそうなので
適当に答えるのですが
大変ではありません。
その場で考え、そのまま書きっぱなしだからです。
推敲もしなければ
文法的な誤りなどもめったに修正しません。
駄目なものはどんなにいじってもどうにもなりませんし
直せば直すほどいやらしいものになってしまいます。

たかが素人、上手になる等という馬鹿げた考えはもたないことにしています。

書き捨て

それで十分だと思います。

・・・・・・

四五人に月落ちかかるをどり哉  蕪村

・・・・・・


雨になるどうにもならず濡れたまま  あきオジ

2011-08-25 05:06:15 | 日記
神代植物公園に飾られたほうずきです。
飾り方を楽しめる
素敵な人がいるのですね。

・・・・・・

其中雪ふる一人として火を焚く  山頭火

ぬくい日の、まだ食べるものはある  山頭火

椿ひらいて墓がある  山頭火

ひつそりとしてぺんぺん草の花ざかり  山頭火

(山頭火は、最初は「いやなじいさん」だと思ったし、常識基準では、「おかしい」のですが、しだいに魅力的になってきましたね。常識人ではできないこを悠然としているし、はしたないことを堂々としている厚かましさも、常識人の願望を軽々とやってのけている。そんな魅力なのでしょうね。それと言葉に適度の感傷が含まれているのがいいですね。)

・・・・・・・

破綻と言うのでしょうか、乱調と言うのでしょうか、そんな隙間がある歌人や俳人がいいですね。

なんとなくバラ買うことも気恥かし  あきオジ

2011-08-25 04:53:34 | 日記
神代植物公園です。

・・・・・

河野裕子が亡くなり
その短歌集が目立つようになりました。
現代を代表する歌人ですね。
「朝日のように爽やかに」で、彼女の歌を書き写しています。
写経もいいですが
こんな作業もいいですね。

・・・・・

春が来たと大きな新聞広告  放哉

声かけて行く人に迎火の顔あげる  放哉

父子で住んで言葉少なく朝顔が咲いて  放哉

・・・・・・・・