あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ほどほどを知らぬ子等の水遊び  あきオジ

2011-08-09 16:07:39 | 日記
みなとみらいの工事現場です。
延々と工事していますね。
それにしても、このような白っぽい色に色彩デザインされたマンション
住み心地はいかがでしょうか。

湾の水際
大津波が来たらどうしよう
そんなことを考えた人もいるでしょうね。

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兎も片耳垂るる大暑かな  芥川龍之介

本降りに成って出て行く雨宿り  柳多留

桐の葉に光り広げる蛍かな  服部土芳

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心配事の多くは、自分で準備している。
この不思議さなどこから来るのでしょうか。

雨上がり日傘になりし帰り道  あきオジ

2011-08-09 15:56:38 | 日記
みなとみらい
大桟橋の風景です。
スケールの大きな景色は嬉しいですね。

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あたたかなれば木かげ人かげ  山頭火

山から白い花を机に  山頭火

草のそよげば何となく人を待つ  山頭火

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思いついたらそのまま
私のばあい、推敲したりすると
だいたいが技巧的で品のない句になってしまいます。
ですから、思いつき
そして一気です。
書き捨てです。

ですから、過去の句はほとんど覚えていません。

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山門深きのきで雨宿り  あきオジ

2011-08-09 15:47:55 | 日記
みなとみらい入り口の公園です。
鏡に混乱させられる景色も楽しいですね。
お試しください。

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一人来て一人をとふや秋の暮  蕪村

落葉してしのび車の響きかな  蕪村

待人の足音遠き落葉かな  蕪村

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最近、蕪村がお気に入りです。一巡して二度目になったら、多少は内容に関心がもてるかもしれません。今は、何となくいい感じであるか、それとも言葉の響きがいい。そんな程度ですね。まだまだ楽しみは先です。

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朝顔に挨拶するもありがたし  あきオジ

2011-08-09 06:10:34 | 日記
朝顔です。
どこにでもある「当たり前」の花のですが
美しい円を描き
なんともいえぬ肌合いで
光沢があります。

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遅き日のつもりて遠きむかし哉  蕪村

春雨や暮れなんとしてけふも有(あり) 蕪村

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芭蕉を読むと教養のなさを恥ずかしく思いますが
蕪村の句を読むと、「調べてみようかな」という気になります。
その微妙な差があるのですね。

芭蕉と蕪村
良寛と一茶
山頭火と放哉

そんな対比をしていることに気づきました。
そんなことを意識するのは趣味ではありませんが
なんとなく、そうなったならそれもいいかも
とにかく、ぼちぼち、そこそこ楽しむ
それを崩さないでいきましょう。

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ミラー見る自分がどれか夏終わる  あきオジ

2011-08-09 05:58:30 | 日記
大桟橋ね入る角に教会があります。
その教会の隣りにミラーが立体的に組み立てられたものがいくつか置いてあります。
大のお気に入りです。
見えているものが実像なのか虚像なのか
いやすべてが虚像なのだ
そんなへそ曲がりのことを思ったりできるからです。
よく見ると写真を移している自分が写っていることもあります。

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旅に病で夢は枯野をかけ廻る  芭蕉

しら梅に明るよばかりとなりにけり  芭蕉

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芭蕉は句に人生を重ね、延々と磨き続けた人なのですね。
それが日本の教養人の好むところなのでしょう。
「まあ、いいか」が真ん中にある私としては少々疲れるタイプの人がらです。
尊敬の対象になってしまうのですね。
それでいいのか
そんなことは分かりません。

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夏受けて威風堂々日本丸  あきオジ

2011-08-09 05:49:59 | 日記
大桟橋には豪華客船「日本丸」が接岸していました。

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大根が太つて来た朝ばん仏のお守りをする  放哉

二人よつて狐がばかす話をしている  放哉

便所の落書が秋となり居る  放哉

落葉掃けばころころ木の実  放哉

聞こえぬ耳をくつつけて年とつてる  放哉

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苦もなく句を選べると気もあれば、選ぶ気にもなれなこともあります。
人は理性的な判断などあてにならないと思うことがしばしばあります。
それもいいかもしれない。
悪いことばかりではなく楽しいこともあるからです。

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