あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

饒舌な親子そろって茄子嫌い  あきオジ

2011-08-04 17:57:49 | 日記
昭和記念公園の蓮です。

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うつくしく牛の痩せたる夏野かな  凡兆

滝落ちて群青世界とどろけり  水原秋桜子

中年や身を夏濤のなすままに  藤井 亘

(名句かどうか分かりませんが、「旅の歳時記」にのっていました。それを選ぶのも縁ですね。そんな気がします。そう毎日いい句に遭遇できるとは思ってはいません。)

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水仙の妖しき色香も風に揺れ  あきオジ

2011-08-04 05:38:40 | 日記
昭和記念公園の西洋水仙です。

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酒飲めば涙ながるるおろかな秋ぞ  山頭火

(常識ある教養人は、山頭火に興味を示しつつ、大酒のみで、人の好意にはとことんしがみつく。それでいて「一人だ」「寂しい」などと厚かましくも言う。そんな人間に対して生理的嫌悪感をもつのでしょうね。画家が聖人であることを求めないように俳人が人格者である必要がありません。なのに、俳人は大学教授とか医者などと本業を必ず紹介します。余技としての文芸であることを強調しているのでしょうか。正業についた常識人であることを確認しているのでしょうか。でも、そのようなまっとうな人のまっとうな句ほど退屈なものはありませんね。時代が消してしまうのでしょうか。)

その松の木のゆう風ふきだした  山頭火

山のするどさそこに昼月をおく  山頭火

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昼寝する一本樫の影深し  あきオジ

2011-08-04 05:27:58 | 日記
昭和記念公園のお気に入りの木です。
渡るには船しかありません。

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旅寝して香わろき草の蚊遣哉  去来

(つい最近取りあげた記憶があります。そんなことを覚えているのですから、ご縁があったのでしょう。そんなことで出会った句は何度も出会うと思いますので大切にします。)

別るるや互(かた)みに負える小夕立  秋元不死男

男の死霊聞分がよき  武玉川

(絵で時代の川柳は時代背景が理解ににくく、言い回しに独特のものがあって、楽しそうですが難しいですね。でも、こんな句もありました。)

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挨拶に言いわけ多き帰省かな  あきオジ

2011-08-04 05:18:42 | 日記
昭和記念公園です。

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夏ささけごろ寝猫が点々と  あきオジ

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夏河を電車はためき越ゆるなり  石田波郷

山百合の見ゆるほどなる山遠き  星野立子

くもの糸一すじよぎる百合の前  高野素十

(いかにも現代の趣味人が好みそうな俳句表現ですね。繊細で着眼点が面白い。そして技法が巧み。私には参考にもなりません。)