あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

なぜかしら黄色の花がそろい咲き  あきオジ

2011-08-15 16:52:01 | 日記
もう一枚勢いで神代植物公園の看板です。
拡大しても、ステンレスの表面に映る夏の木々は見えませんね。

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てふてふひらひらいらかをこえた  山頭火

みんなかへる家はあるゆふべのゆきき  山頭火

わたしひとりの音をさせてゐる  山頭火

山羊はかなしげに草は青く  山頭火

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球児らを美談にしたてる時代なり  あきオジ

できすぎた美談もきにせぬ夏休み  あきオジ

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正義を道具にする政治家
真実を商品にする新聞
救済を商売にする宗教
それぞれがもっともらしくて面白い。

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猛暑でもそれが新宿ネットカフェ  あきオジ

2011-08-15 16:41:43 | 日記
神代植物公園です。

ステンレスの看板に初が映っている。
それだけのことなのですが、新鮮でした。
飽きるほど同じことを繰り返す。
それがあきオジ流進歩術です。

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財布はたいてしまひつめたい鼻だ  放哉

(自分だけ感じる寂しさ。でも、その冷たさを共感するのはことのほか難しいですね。)

ぶつりと鼻緒が切れた闇の中なる  放哉

のら犬の背の毛の秋風にたつさへ  放哉

犬をかかへたわが肌に毛が無い  放哉

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「よいしょ」では立ちあがれない秋の風  あきオジ

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あれこれありましたが、半分は居眠りしてまあまあということですね。

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過ぎしこと語る人あれば夏休み  あきオジ

2011-08-15 16:28:55 | 日記
神代植物公園です。

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理不尽を正義にかえた夏がきた  あきオジ

被害者の正義もあやし終戦日

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雨の日や世間の秋を堺町   芭蕉

(蕪村が近世になって再評価されたように、芭蕉だって100年後の歴史的位置づけがどうなっているか分かりません。)

胡蝶にもならで秋ふる菜虫哉  芭蕉

(菜虫・紋白蝶の幼虫)

木曽のとち浮世の人のみやげ哉  芭蕉

(この句を芭蕉信奉者はどのように評価するのでしょうか。時代背景がリアルに分かり、季節感がある人にはそれなりの理解はできるかもしれませんが、そうでない素人には「芭蕉の句だから・・」という説明では理解不能ですね。まあ、いいか!