あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

夕立ちを漫画でよける交差点  あきオジ

2011-08-26 18:01:00 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

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冬の村無韻の水瀬つらぬきて  飯田龍太

(正直なところ、誰の句なのかまったくわからないまま、拾っています。それぞれの個性など分かるはずもありません。ただ、馴れないと個性も見えてこないのではないかという涙ぐましい努力なのです。これではっとするような句があればいいのですがね。現在ところ素人には無理ですね。)

耳そばだてて雪原を遠く見る  飯田龍太

満月の秋到らんと音絶えし  飯田龍太

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ときとして、俳句は、文人としての名句とか、学者の余技としては十分に、そんな説明が必要な世界らしいですね。素人が深入りするといけませんね。何か、お茶の師匠にいたる免許状制度に似た不思議なシステムがありそうです。以前にも書きましたが、俳人としてのランクによって掲載される活字の大きさとか、掲載句数まで違っているのですね。だから、成り立っている世界なのかもしれません。句会、吟行、サロン的な面白さに惹かれますが遠慮しましょう。そんな情熱はあり

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込み合いし丸亀うどんにさそわれて   あきオジ

2011-08-26 17:52:29 | 日記
昭和記念公園のサギ草です。

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盗人にとり残されし窓の月  良寛

(良寛でも、こんな仕込みが見える句を作るのでしょうかね。これを良寛らしいと評する人もいるのですから、読み方いろいろなのでしょうね。)

いくつれか鷺の飛びゆく秋の暮れ  良寛

いざさらば我も返らん秋の暮  良寛

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良寛という人はよく分からない人ですね。
善意の評伝ばかりで、実像を見えにくくしていますね。
意地悪く見ようとするのではなく、ありのままの良寛を感じたいだけなのです。

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日焼け顔プールをせがむ親も子も  あきオジ

2011-08-26 17:42:26 | 日記
昭和記念公園の売店
夏のなごりの水遊びの小道具です。

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ほんによかつた夕立の水音がそこそこ  山頭火

うれてはおちる実をひろふ  山頭火

月夜、あるだけの米をとぐ  山頭火

(この時代の人間関係はよく分かりませんね。師弟関係であったり、俳人の仲間の先輩後輩、そんな関係が生活にまで関わってきます。放哉のように善意の仲間に無心するのは当然のことだったのかもしれません。それは石川啄木でも同じです。)

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乱舞する男踊りの身の低さ  あきオジ (阿波踊り)

2011-08-26 06:04:53 | 日記
神代植物公園です。
今年も阿波踊りの季節です。
大好きなのです。
夢中になっている姿がいいですね。
品格、踊りのレベルの高さは素晴らしいですね。
妥協のない向上心がいいですね。

録画しておいてことあるごとに見ています。
一年がこの4日になる。
そう思えるだけでも素晴らしい。

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日本一!おどらにゃそんそんよく言うよ  あきオジ

りんとした口元赤き阿波踊り  あきオジ

汗舞いし群舞の躍動ややや  あきオジ

阿波踊りあちかがわから踊る側  あきオジ

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夏過ぎて言葉拾いに出かけたり  あきオジ

2011-08-26 05:57:42 | 日記
神代植物公園です。

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たびにあきてけふ幾日やら秋の風  芭蕉

おもしろてやがてかなしき鵜舟哉  芭蕉

(芭蕉の世界は地唄舞のような想像力による美しさなのですね。品格で見せるのもいいですが、泥臭く野暮ったい。そんな句が好きな私にはまだまだ似合いません。冗談程度がいいですね。)

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女郎花散歩程度の旅にでる  あきオジ

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凝視するモミジアオイの青い空  あきオジ

2011-08-26 05:47:35 | 日記
神代植物公園です。

ひたすら、数を作ってみよう。
その元気はまだ続いています。
けっこう、頑張っていますね。

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かぎりなく煙吐き散らし風やまぬ煙突  山頭火

(出家する前は、このような句も作っていたのですね。なるほど)

あすは元日が来る仏とわたくし  山頭火

(元気であれば、山頭火の句とともに年を取れるような気がしてきました。)

眼の前魚がとんで見せる島の夕陽に来て居る  山頭火

(こんなのも山頭火にとっては俳句なのでしょうね。でも、こんなのもいいですね。)

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俳句も、読んでくれる人がいるから成り立つのでしょうが、逆に、表現は、独りよがりもいいですね。