あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

また一輪おちて悲しき夏椿  あきオジ

2011-08-30 17:19:34 | 日記
原宿の景色です。

何を求める風の中ゆく  山頭火

青葉の奥へなほ径があつて墓  山頭火

日の光ちよろちよろとかげとかげ  山頭火

(このような小細工は山頭火には似合わない。あらゆる技法をのぞいてしまうから山頭火なのですね。でも、そのようなスタイルは不安定でバランスが悪いのでしょうね。素人は好き勝手いうのですね。もうしわけありません。)

山羊はかなしげに草は青く  山頭火

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秀吉を無視して落ちる夏椿  あきオジ

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2011-08-30 17:08:46 | 日記
とことん「スーパーよさこい」です。
でも、今日で終わります。

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芥川龍之介の俳句を鑑賞します。

薄雲る水動かずよ芹の中  龍之介

山にほふ落葉に月のほがらなか  龍之介

(これ龍之介が選んだ言葉ですか。そんなことを言いたいような言葉ですね。分からないものです。)

小春日や耳木兎とまる竹の枝   龍之介

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どこかに「間抜け」なゆるい俳句をつくる人知りませんか。複雑な漢字を使わないし、枕ことばを駆使したりしないで、楽しい句を作る人です。

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ぎらぎらの宴のあとに秋の風  あきオジ

2011-08-30 16:59:32 | 日記
原宿駅です。

来週は仕事がこんでいるので更新が朝だけになるかもしれません。
弱気なことを言いますが
年をとると言いわけをしたいものなのです。

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名月や池をめぐりて夜もすがら  芭蕉

(推敲に推敲を重ねたと言われる句です。名句なのでしょうが、推敲しすぎてやり過ぎ。そんなことを言いたくい句ですね。)

寺に寝てまこと顔なる月見哉  芭蕉

(この緊張感がいいのでしょうが、私は芭蕉の緊張感は苦手です。間抜けがあったほうがいいです。)

三井寺の門たたかばやけふの月  芭蕉

(芭蕉の換骨奪胎の技巧のしばらしさを自然を凝視することから生まれるというのはどこかで違っているのではないでしょうかね。)

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赤い空たどたどしくも歩くだけ  あきオジ

2011-08-30 06:07:05 | 日記
明治神宮です。
いろいろな人が神様になってしまいますね。

ときおり多摩御陵に立ち寄ります。
緑の森のひっそりした雰囲気がありますが
人は疎らですね。

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こころあらためて水くみあげてのむ  山頭火

風が出て来て冬がにげる雲の一ひら二ひら  山頭火

これから旅も春風のゆけるところまで  山頭火

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丹沢の稜線にゆく花野かな  あきオジ

2011-08-30 05:58:30 | 日記
代々木体育館前の歩道橋です。
全国のスポーツマンの殿堂なのでしょうね。

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遅き日のつもりて遠きむかしかな  蕪村

夏河を越すうれしさよ手に草鞋  蕪村

麦刈て遠山見せよ窓の前  蕪村

(蕪村には広がりがありながら、ゆったり感がありますね。そこが好きです。色調もよく遠近感が楽しいですね。最近は、一番楽しんでいます。句を選んでいるときが、朝の楽しみです。)

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友情の文字に驚く花野かな  あきオジ

2011-08-30 05:42:10 | 日記
原宿
スーパーよさこい

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能なしはつみもまたなし冬籠  一茶

我味の柘榴に這はす虱かな  一茶

づぶ濡の大名を見る炬燵哉  一茶

(一茶の句は「芸術至上主義」という一途な道からするとレベルが違うと言われるかもしれませんが、見ている世界が違うと思えば、視点が変わってくると思います。庶民生活の中での「ぼちぼち」感が一茶の個性であるような気がします。それを意識しているかどうか分かりませんが、残るものはそれだと思います。どうなのでしょうかね。)

「づぶ濡の大名を見る炬燵哉」を厭味な計算づくと評されるかもしれませんが、みそぼらしい老人の思いだと考えれば、深いですね。お気に入りの一句です。

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