あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

内川のポスター消えし夏休み  あきオジ

2011-08-10 20:31:25 | 日記
横浜スタジアムです。

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秋風のふけども青し栗のいが  芭蕉

三井寺の門たたかばやけふの月  芭蕉

いざよひもまだ更科の郡(こほり)かな  芭蕉

(自然に見せかけた虚構。それが芭蕉の句なのですね。そう思うと落ち着きます。)

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深大寺深き縁で眠る猫  あきオジ

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猛暑なり信号待ちしビルの影   あきオジ

2011-08-10 18:33:34 | 日記
横浜の教会です。

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鎌をとぐ夕焼おだやかな  山頭火

いつまで生きる曼珠沙華咲きだした  山頭火

ふつと影がかすめていつた風  山頭火

(歴史に残る文学性があるのか、そんなことは分かりませんし、どうでもいいことです。今、楽しめる俳句であり、刺激的であれば、それでいいのです。)

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風呂上がりサッカーもあり日韓戦  あきオジ

甲子園終えても明日の仕事あり  あきオジ

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廃屋の朝顔一輪そのままに  あきオジ

2011-08-10 06:13:46 | 日記
みなとみらいです。

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夏来てもただひとつ葉の一葉哉  芭蕉

清瀧や波に散込青松葉  芭蕉

石の香や夏草赤く露暑し  芭蕉

(芭蕉の句は「自然ではなく虚構である」と言ったらいけないでしょうか。自然を観察し、言葉にしたのではなく、自分の思いを自然を素材に構築したのではないでしょうか。ですから、何とも推敲しているのです。彫塑のようなものです。自然は表現の道具なのですね。どこで、どう勘違いしたのでしょうか。そんな気がします。)

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兜太の句並べて猛暑受けている  あきオジ

2011-08-10 06:03:54 | 日記
みなとみらいです。
いかにも横浜という景色ですね。

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朝寝して白波の夢ひとり旅  金子兜太

白椿老僧みずみずしく遊ぶ  金子兜太

赤棟蛇(やまかかし)踊つていたる墳墓かな  金子兜太

(金子兜太のがちがち漢字で構築された句はまだまだ守備範囲にも入ってきませんが、馴れておきたいと思います。やっとの思いで拾いだしました。)

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まだまだ馴れないといけませんね。
それにしても自然観察というのでしょうか、修行の方法の一つではあるでしょうが、表現の真ん中にあるなんておかしいですね。自分の溢れる思いを表現するのですから、表現方法は多様であるべきなのです。
ですから、俳句の常識は知らないままでいます。

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放哉を越えて私は生きている  あきオジ

2011-08-10 05:55:21 | 日記
みなとみらいです。
話題はスカイツリーに移ってしまいましたが
それはそれです。

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どつさり春の終りの雪降り  放哉

一つの湯呑をおいてむせてゐる  放哉

(この句、「しみじみ」と「ひとり」がくっくり浮かびあがっており、好きです。)

やせたからだを窓に置き汽笛  放哉

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