あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

この川が彼岸と此岸をへだて冬に入る  あきオジ

2011-08-31 15:07:02 | 日記
隅田川です。
それにしてもたっぷりした水量の皮ですね。

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蓮池や折らで其まま玉まつり  芭蕉

道のべの木槿は馬にくはれけり  芭蕉

見るに我(が)もおれる計(ばかり)ぞ女郎花  芭蕉

(「女郎花」という花の名前はどくとくの気配を感じますね。花の姿かたちは品川あたりに咲いていただろうと想像してしまいます。花は勝手にイメージを限定させてしまうことがありますね。季語も同じですね。季語に圧倒されてしまう俳句も多いような気がします。)

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蒔き散らす汗も玉なり盆踊り  あきオジ

2011-08-31 14:47:26 | 日記
原宿の「スーパーよさこい」で風景です。

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笠にとんぼをとまらせてあるく  山頭火

しぐるるや死なないでゐる  山頭火

食べるだけいただいた雨となり  山頭火

どうしようもないわたしが歩いてゐる  山頭火

一つもいで御飯にしよう  山頭火

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旅に出た、どこへ、ゆきたい方へ、ゆけるところまで。
旅人山頭火、死場所をさがしつつ私はゆく!逃避行の外の何ものでもない。(山頭火日記)

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渥美清の句集「赤とんぼ」と「山頭火のぐうたら日記」を手に入れました。
ちょっとだけ幅を広げたいのです。
そして、食べつくしたいのです。



祈るしかすべきな闇夜の阿弥陀仏  あきオジ 

2011-08-31 14:38:38 | 日記
明治神宮です。
命の場所であることが分かりますね。

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にんにく臭う体操教師暗くまで  風天(渥美清)

湯豆腐ののど元過ぎて腹熱く  風天

外套の肩のこりや上野駅  風天

(渥美清の「赤とんぼ」を手に入れました。
少しずつ広げていきたいですね。
でも、俳人らしい俳人の句集は選びません。今著名であったとしても、あっという間に消えて行くのですから、自分の膚にあったものを選びたいですね。)