ここ越前三国休暇村はフリーwifiも繋がっている(ロビーの隅のパソコンの横に小さく標示を見逃すところだった)のでiPadminiで見どころ検索したり、メールチェックしたり。
スイスで泊まったホテルにはフリーwifi入っていたけど、日本の宿は特に旅館系はまだまだ少ないみたい。
フロントでまず訊ねてみるのがいちばんです。
最近は古びた昭和の老舗大旅館やペンションなどより、設備に外れのないビジネスホテルや休暇村などに泊まることが多い。
9時半には雨も上がって、どこ行こう?ということになり、この天気では離れた所にまで遠征する気力もなく、三国の町をぶらぶらしてみることになった。
ご当地クローズアップが盛んな今は、どこでもわかりやすい町歩きマップがあるので、それを持って町探検。
というほどもなく歩いて回れるほどの小さな町です。
三国は江戸時代から明治まで北前船の湊町、交易港として栄え、商家、銀行や古い家並み、洋風建築の龍翔小学校(木造のため大正時代に取り壊し)の外観を模した資料館などがある。
商家あとが観光案内所
創業100年の蕎麦屋さんのある通り
元森田銀行(休館中)、骨とう品店(廃業?)
高見順の生家(入れません)
名前だけは知っている昭和の作家の高見順は、非嫡出子としてここで生まれ2歳で上京。
元福井県知事の父親方の従兄が永井荷風だって。
今、ネット検索してわかったのはタレントの高見恭子が高見順の婚外子だそうだ。
そういうこといろいろ知ったところで別にどうってことはないけれど、高見順の自筆サインの文字がカッコよかった。
手書きで物書きしてた昔の作家はやっぱり味のあるサインが書けるのね。
北杜夫、星新一、椎名誠etc. こう見ると姓名3文字が収まりよいような気がする。
龍翔館(三国資料館)
明治初期にこのような小学校をデザインしたのが、当時来町していたオランダ人土木工師のG・A・エッシャーで、資料館の中には公募のトリック絵画などが展示されているのは、彼の息子がトリックアートで有名なマウリッツ・エッシャーのゆえんである。
へぇーっ、そうなんやぁ。
こうやって、どこの町でも、いろんな縁や繋がりを探って町おこしの核にしていくわけです。(笑)
展示されていた三国祭の山車、高さ4mくらいのでっかい武者人形が見下ろしていて迫力あり。
5月のお祭りには何台もの山車が練り歩くそうだ。板塀の横にわさわさとホトトギスの花。
蕎麦「盛安」
「るるぶ福井」に載っていた福井の蕎麦屋さんおススメ6店の中の蕎麦の「盛安」
通はざるそばで香りを味わうっていうので、天ざるとかき揚そばにしたら、やっぱりあったかいおそばのほうが美味しかった。
おそばの良さはわからん。おうどんのほうがうんと好き。
昼食後は一路帰宅で4時半に到着。えらく簡単な旅であった。きっと天気のせいです。(1)へ