京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2016(平成28年) 春の非公開文化財特別公開の分析
図は、過去1年間の非公開文化財と、京の夏の旅、冬の旅の一覧
もう桜も終わり、今週末からGWです。
恒例の春の非公開文化財特別公開の分析を、遅ればせながらやります。
本来なら先週末ぐらいには掲載すべきでしたが、なぜ遅れたか・・・。
忘れていました(笑)。
「もうテンション低いんじゃないか!」との誹りは免れないかもしれませんが、そこは中身でご容赦ください。
では分析して参ります。
1つ目は紺色で、通常公開+寺宝公開のところです。
上賀茂神社
城南宮
正直、上賀茂神社は庁屋が公開になる、京の夏の旅の方がいいのではないでしょうか。
2つ目は緑色で、年に数回公開があるところです。
下鴨神社
東寺 五重塔
石清水八幡宮 今回は書院はないようです。
大徳寺 本坊 法堂 前後に行われている春の禅寺一斉公開では、法堂と唐門。非公開文化財では、これに本坊が加わります。
3つ目は黄緑色で、本来はレアですが最近公開があったところです。
知恩院 大方丈 小方丈
仁和寺 金堂 経堂
伏見稲荷大社 荷田春満旧宅 お茶屋
4つ目は茶色で、少しレアな部分があるところです。
安楽寿院の収蔵庫は、かつては春と秋に独自で公開されていたのですが、一旦途切れてまた最近は秋だけ行われているようです。
そのあたりの不安定さを考慮して、ランクアップしました。
御香宮神社は、書院などは通常から公開しておられますが、今回は貴賓館での寺宝公開ですので、こちらもランクアップしました。
5つ目は橙色で、諸々の理由で今回拝観をおすすめするところです。
長建寺の宇賀神将はお正月に公開され、本尊の八臂弁財天は巳年に公開されます。
しかし今回のような公開は、2013年の春の非公開文化財特別公開以来ですのでおすすめです。
善願寺と恵福寺は、通常でも予約すれば拝観可能です。今回は予約不要ですので、この機会に是非。
最後は黄色で、非常にレアな要素があるものです。
大黒寺は通常本堂は開扉されていませんが、お正月は開扉されています。さらに本尊の大黒天は秘仏で60年に1回の御開帳です。
本来次回は2044年ですので、その時まで待つつもりの方以外は(笑)是非。
瑞光寺は通常お堂の内部には入れません。3/18の元政上人忌でも、お茶室や書院には入れましたが、本堂の公開はありませんでした。
今回は本堂の公開もあるようです。
法界寺も通常から公開されていますが、薬師堂の薬師如来像は秘仏です。お厨子の横からのお参りになるようですが、この機会を逃す手はないでしょう。
今回は明らかに「伏見区押し」ですね!
さてこれ以外にもGWにはいろいろな特別公開やイベントがあります。
その中でも春の禅寺一斉公開での、東福寺 法堂(仏殿)、禅堂の公開があります。
期間は4/29~5/22の公開で10:00~16:00、5/9~5/22は12:00以降になります。
京都グラフィーもあります。
重森庭園美術館の主屋である招喜庵も会場になっていますが、他には泉涌寺 悲田院(4/24~5/8の10:00~15:00。TELで確認したら、4/30のPMと5/4のAMが休みだそうです)や東福寺の栗棘庵(4/22~5/22の10:00~16:00)も会場になっています。
そこでです。
以前の速報のコメント欄でも話題になりましたが、今回の「伏見区シリーズ」をどうまわるかです。
仮に、瑞光寺、安楽寿院、大黒寺、御香宮神社、長建寺、善願寺、法界寺、恵福寺、東福寺 法堂 禅堂、東福寺 栗棘庵、泉涌寺 悲田院に行くとします。
その場合、公共交通機関が少ないところを最初にして、そこだけをネライウチで行った方が効率がいいので、最初は法界寺、恵福寺でしょう。
JR東海道線で京都駅~山科駅→地下鉄で山科駅~石田駅→京阪バス8系統 8:32発で石田駅~日野薬師→9:00法界寺→恵福寺→8系統→石田で下車→京阪バス2、22、24、86で石田~醍醐和泉町→善願寺
→2、86なら醍醐和泉町~石田駅→地下鉄で石田駅~六地蔵駅
→22、24なら醍醐和泉町~JR六地蔵駅
→JR六地蔵駅~東福寺駅→悲田院→近道→栗林庵→東福寺 法堂 禅堂→京阪で鳥羽街道駅~深草駅
東福寺方面に行かない場合は、
→JR六地蔵駅~稲荷駅
→瑞光寺→京阪で深草駅~中書島駅→長建寺→京阪で中書島駅~伏見駅→御香宮神社→近鉄で桃山御陵前駅~丹波橋駅→大黒寺→近鉄で丹波橋駅~竹田駅→安楽寿院→地下鉄で竹田駅~京都駅
です。
このプランは拝観寺院数が多いので、結構チャッチャと回らなくては最後がタイムアップになるでしょう。
特別拝観・予約拝観の索引へ
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )