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相国寺5 特別拝観4 慈照院(御苑周辺散策22)

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写真は、客殿前庭

通常非公開ですが、5人以上で事前に申し込めば拝観可能ではあります。
2013年と2019年の「京の冬の旅」で特別公開されました。

表門から前庭をへて左に曲がり、玄関で拝観料600円を納めます。
まずは客殿(本堂)に上がります。
ここは足利義政の、そして後世には桂宮家(桂離宮の智仁、智忠親王など)の菩提所にもなりました。

客殿は3間からなり正面には本尊の十一面観音像、脇侍に不動明王像と毘沙門天像がお祀りしてあります。
右の間には足利義政像や帝鑑図屏風がありました。
客殿の前庭の左手には“陸舟松”があります。
帆を張った船のように見える大きな松で、苔の地面が海原を表現しています。
そして庭園の右手は石組みを配した枯山水庭園と左右で2段構造です。

客殿を抜けて裏に回り込みます。
廊下の突き当りには“二重丸炉”があります。
1つはよくあるようですが、2つはかなり珍しいそうです。

廊下の左手が書院の棲碧軒(せいへきけん)です。
ここは桂宮家の御学問所が下賜されたものです。
障子の下が網代、細かな欄間など、桂離宮の古書院と同じように作成されたそうです。

書院の前庭は苔のきれいな露地庭園です。
この庭園に降りて奥に進むと、お茶室“頤神室(いしんしつ)”です。
こちらは2013年だけの公開です。
四畳半で貴人口しかないです。
正面の床の間には“宗旦狐”の掛け軸があり、右手には持仏堂があり布袋像がお祀りされています。
しかしこの布袋像の首は利休の首にすげ替えられるようになっているそうです。
利休切腹後は堂々と利休像をお祀りできなかったために工夫だそうです。

二重丸炉に戻って進みます。
途中の左手には庫裏と棲碧軒の間の中庭があります。
廊下をまっすぐに進み、客殿に戻り終了です。

2019年は棲碧軒の奥にある収蔵庫も公開されました。
こちらには韓客詞章や朝鮮通信使に関わる書簡が展示されていました。
江戸時代、朝鮮通信使が訪日した際には、対馬から江戸に至る道中を相国寺の僧も同行していたそうです。

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