西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

象の背中 ◇ なにそれ

2009-05-14 22:12:22 | 映画
最近、非常に体力の低下と体の不調を感じる。
”息子が成人するまで、オレ、生きてられんのかな~”
とか、思ってしまう。

そんなことで、【象の背中】、興味津々で見ましたが、
”なんだよ、それ!”
って感じです。

現実離れした奇麗事に終始。

バリバリのサラリーマン、
しゃれた自宅、
出来の良い息子と娘、
ものわかりの良い愛人、
不倫を全く責めずに夫に尽くす妻。
(略奪愛の今井が、そんな妻を演じている時点で、興醒めですわ。)

家庭をもっていて、普通にサラリーマンやっている男なら、
死に直面した場合、もっと悲しく泥臭い現実があるんじゃないだろうか。

これ見ても、共感も癒しも感動も、全く得られませんわ。

途中、一緒に見ていた息子が、主人公の自宅でのシーンを見て、
『うわ~、明るい部屋やなー。
電器付け過ぎ。このうち、エコしないと駄目だな~。』

と呟いているのを聞き、思わず吹いてしまった。

でも、まあ、息子の呟きがこの映画の全てを物語っています。