西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

平均的に出来ても意味はない

2012-09-08 21:09:10 | 親バカ

中二の息子は運動会。かわいそうに、本日は晴天。本人は、朝から憂鬱。小さい頃から、走るのが苦手。中学に入ってからは剣道漬けなので、走る事を主目的とする競技をやっている子らとは、更に差がついていると予想される。所謂、”中二”だもん、走るのが遅いと心無い事を言う奴もいるのだろう。息子にとっては、嫌な一日だったことでしょう。

親的には、小学校までは、一応、何でもがんばれと言わなければいけないと思うけど、中学生だもん、徒競走なんてビリでも良いと思っている。僕自身、中学、高校の運動会なんて、全く記憶が無いし。

勉強も嫌だし、今のクラスは楽しくないし、剣道がやりたくて学校に行っているそうです。

学校へ行きたい理由が一個でもあれば、恵まれていると言えるでしょう。目的も無く通学している中学生なんて沢山いるでしょう。オレも中学の時なんて、今の会社と同じくらい楽しいことなんて何も無かった。勉強もスポーツも平均的にこなし、平均的に進学し、無難に就職し、世の中が調子悪いと、オレの毎日もそれに準じて、こんなもんです。

”この人、恰好良いな”って思える人って、あんまり世間的な価値観とは合致していない人が多く、少なくとも、この調子が悪い時代に強く生きている人って、好きな事だけをやっている人だと思う。

吉川栄治の【宮本武蔵】に、

「波騒は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」

という一節がありますが、別に、水の心を知る偉人にならなくても良いのだけど、この時代、波にまかせて泳ぎ上手であっても、あまり良い人生は送れないのではと思う。

夜は、嬉々として剣道連盟の稽古へ。明日は徳島から先生が来られるとのことで、日曜だけど部活。楽しそうです。

あっ、当然、僕も嫁も運動会は観に行っていないです。