「爆笑問題と東大の教養」というNHKの番組、少し前の深夜45分のものを見たが、7月8日(土)教育テレビでほぼノーカットとかで1時間30分、録画して見た。
おそらく専門科・専門家集団としての東大といわゆるリベラル・アーツとしての教養・教養学部の意味、存在意義について、外部から爆笑問題という刺激を与えることによって、その姿を浮き彫りにする、というのが小林康夫の目論見だったのだろう。
しかし、それは爆笑問題の太田にはすぐに見とおされることであり、始まってしばらくするとそれをつくろいながら追いかけるのに小林は苦労していた。
東大は他大学に比べてもこのところ営業に熱心であるが、やはりもう少し覚悟を決めたほうがいい。すなわち、
①つべこべ言わさせずにこれだけはやれというものを提示する。
②好きで熱中することについては言い訳をしない。
③それでも明らかな結果を出す、お金になるものを少しでも多く出していく。
要はこれだけであろう。
客席の多くの学生を見ると、栄養と出産・小児医療がよくなったのだろうか、昔に比べると顔が整っている。
番組の冒頭、この企画との比較で37年前の東大全共闘と三島由紀夫の対決シーンが少し出ていたが、当時の緊張感、期待感とは比べるのが無理というものだ。
東大の判定負け