法務問題集

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民法 > 債権 > 総則 > 保証債務 > 総則 > 効果

2013-02-06 00:00:00 | 民法 > 債権 > 総則
【問題】
01. 主債務者が債務を履行しない場合、保証人は債務を履行する責任を負う。

02. 保証債務は、主債務に係る利息や違約金、損害賠償等、主債務に従たるすべてのものを包含する。

03. 保証人は、保証債務に係る違約金や損害賠償の額を約定できない。

04. 保証人の負担が債務の目的や態様において主債務より重い場合、保証契約は無効とする。

05. 保証人の負担が債務の目的や態様において主債務より軽い場合、保証人の負担を主債務の限度まで加重する。

06. 主債務の目的や態様が保証契約の締結後に加重された場合、保証人の負担も加重される。

【解答】
01. ○: 民法446条(保証人の責任等)1項

02. ○: 民法447条(保証債務の範囲)1項

03. ×: 民法447条(保証債務の範囲)2項
保証人は、その保証債務についてのみ、違約金又は損害賠償の額を約定することができる

04. ×: 民法448条(保証人の負担と主たる債務の目的又は態様)1項
保証人の負担が債務の目的又は態様において主たる債務より重いときは、これを主たる債務の限度に減縮する

05. ×

06. ×: 民法448条(保証人の負担と主たる債務の目的又は態様)2項
主たる債務の目的又は態様が保証契約の締結後に加重されたときであっても、保証人の負担は加重されない

【参考】
民法第446条 - Wikibooks
民法第447条 - Wikibooks
民法第448条 - Wikibooks