長野スナップ 撮り鳥と気ままな散歩

草臥れ儲けな 奮闘記

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ミツバチの移動 栃の蜜からアカシア蜜へ

2018年05月16日 | 西洋ミツバチ

リンゴの花も終わり栃が咲きだした、今年は一気に暖かくなったり寒くなったりで

花は、みな一斉に咲きだしてしまった。

例年ならリンゴ→トチ→アカシアと順序良く咲くのだが今年は違った。

 

其れなので採蜜作業も順調にいかない。

一応リンゴ蜜は採取が終わった、これからトチ蜜と思っていたのだが

アカシアも咲きだしてしまったのでトチ蜜採取はソコソコに終わらせて

アカシアの木の近くににミツバチを移動させた。

 

トチ蜜は癖が無くてとても美味しいのだが

やはり何と言ってもアカシア蜜は香り色、味、みな最高なので

トチ蜜は少しだけ採取してそこで諦めた。

 

アカシアは帰化植物で繁殖力が強い、そこで長野県は犀川、千曲川河岸

のアカシアの樹を伐採の対象としている確か10年くらい前には

伐採が実行されていたしかし近年蜜源植物として

ハチミツ業者の糧となっているの現実を優先させて

伐採は実行されていない。

 

トチの木

まだ花は最盛期だ。

 

 

ハチミツを採取するようになって初めて知った花だ。

そうでなければトチの花は全く知らないままだった。

 

 

リンゴの木(フジ)の

花はすっかり終わっている。

 

 

午前7時会社の駐車場の一角に置いている巣箱を

軽トラックに積み込む

前の日の夜ミツバチがすべて巣に戻るところをまって

巣門を閉め、今朝の移動のための準備はできていた。

 

 

軽トラで30分ほど、移動先の雑木林に到着

 

木の下には山フキが自生している。

 

 

 ここは長野市の近郊里山の谷の中腹です。

この谷沿いで標高の低い下流から高い上流に向かって

アカシアの樹は沢山自生している

 

 

アカシアとは呼ばれていますが

本来はニセアカシア、ハリエンジュが本当の名前

以下我々が良く知っている

         〇 札幌のアカシア並木

         〇 裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」に歌われる「アカシアの花」

         〇 北原白秋の「この道」に歌われる「あかしやの花」


このニセアカシアの事だそうです。


上流は気温が低いので花の咲く時期は少し遅くなる

そこで長い期間採蜜が可能になる、理想の場所です。

木々に囲まれているので日差しも強くなく

涼しくミツバチにも優しい場所。

 

 

 

ここの地主に聞いたところによると、イノシシは

けっこう近くまで出没するらしい

しかし熊は未だ出没したことはないらしい。

熊が出たら巣箱は壊されてしまうので最悪になる。

 

 

 

2時間ほどですべて設置完了この後

巣門をあけてミツバチを解放した

一晩閉じ込められていたので気が立っている

凄い勢いで巣から飛び出てくる。

 

 

解放された勢いで手袋と衣服の上から何カ所も刺されてしまった。

怖いのはアナフィラキシーによるショックだが

私はもう何回も刺されているので自身に抗体が有るせいか

これ以上はひどくはならなかった。

 

 

 

アナフィラキシーショックによる死者は日本では年間

90人ほどいるらしい。

アレルギー体質の方は注意してくださいね。

 

ミツバチの体は蛇と比べるべくもないほど小さいので

この毒を軽く考えがちですが

この毒で下の写真ほども酷い症状になるのです。

ハチを蛇ほどの大きさにしたら

大変なことになりますね。

 

刺されて1時間ほどたった腕の状態。

 患部は熱を持ち酷いかゆみが伴います。

顔を刺されると最悪ですよ、2~3日は

腫れて恥ずかしくて外出できません。

 

 

今朝の芝、刈り込んでいないので凸凹です。

パッチと思われる部分には遠州珪砂を入れました。

 

 

 

カクテルの花も満開に近い

 

 

 

バラには珍しい一重の花びらです。

写真ではよくわかりませんが花芯の黄色と周りの

赤色のコントラストがきれいです。

次々と順番につぼみが出来て花の咲く期間は長いです。