先日撮った写真に写っていた植物の実に興味がわき調べてみた。
黒い実はスイカズラであった。
スイカズラは「吸い葛」の意味で、細長い花筒の奥に蜜があり、
子どもが花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことから名前が付いたといわれている。
スイカズラの花
そういえば私は秋に咲く真っ赤な色のサルビアも
学校帰りに花を摘んで蜜を吸った覚えがある。
子供は意外と自然のことに詳しいのだ。
スイカズラ(忍冬花)の実を食べるオオマシコ♀
ヘクソカズラ 別名にはヤイトバナ(灸花)やサオトメバナ(早乙女花)があり、
花の中心にある紅紫色の部分がお灸の痕に似ているから、ヤイト(お灸)
花を水に浮かべた姿が田植えをする早乙女の笠に似ているからサオトメとなったとされている
どうして一般的にはヘクソの名が通っているのだろう。
枝や葉をもむと悪臭があるから この名前になったとのことだが。
花言葉は
『人嫌い』『誤解を解きたい』『意外性のある』
「意外性のある」について思いつくことがあり調べてみた。
「意外性のある」は人にとってモテるための大切なポイントなのだ。
・普段はクールなのにいざという時優しい
・おちゃらけキャラなのに仕事は真面目
・予想外の趣味を持っている
・頼りになる人が弱音を吐いたとき
・私服姿が思いの外オシャレだった時
男性いや女性諸氏も、以上の様に意外性って人を評価するうえで
大切な要素なのだ。
年の私には今更感がある。
改めて確認できたのはヘクソカズラの意外性のおかげ。
この匂いのためにこの植物を食べる虫はほとんどいないらしい。
しかしミツバチはこの花から採蜜する、匂いがどうなのかは気になるところだ。
実には薬効が有りつぶして化粧水を作ったり
ハンドクリームに混ぜたりして
ひび、あかぎれ、しもやけ等の皮膚疾患に使用できる。
それにしてもこんなに可憐な花で実は役に立つのに可哀そうな名前だ。
「意外性」の花ことばの由縁が良く理解できる。
ヘクソカズラの実を食べるシロハラ
自然て奥が深い。
それでは次回迄 再見ザイチェン!