報道番組以外は、まだテレビを観ることができない私でしたが、昨夜、BSフジ土曜エンターテインメント『歌藝一代・三波春夫 国民的歌手の真実』
を観ました。
夫が大好きだったのです。
特に俵星玄蕃は毎晩のようにYouTubeで聞いていました。昨日の番組で知ったのですが、作詞は三波春夫さんご自身だったのですね。
すごい歌です。ご存知ない方は是非YouTubeで…。
まるで映画のワンシーンです。
穏やかなお人柄に、人を前向きにさせてくれる明るさ。
教養も高く、歴史研究家としても知られています。
作家の森村誠一さんは、自分の人生で三波春夫さんに出会えた幸せをしみじみ噛み締めていらっしゃいました。
豊島病院で最後の時を過ごしていた時、意識が混濁する夫にYouTubeで聴かせました。
ちゃんと反応したのです。
奇しくも夫と同じ病で華々しい生涯を閉じた三波春夫さん。
辞世の句は
「逝く空に 桜の花が あれば佳し」
晩年、永六輔さんに頼んで作ったもらったという歌がステキです。
あまりにステキなのでシェアします。
🎶想い出のふるさと
想い出の人々
明日咲くつぼみよ
今日散る花びらよ
想い出の笑顔よ
想い出の涙よ
昨日今日明日
過去現在未来
時は還らず世は移りゆく
いつか別れの言葉さようなら
想い出のあの町
想い出のあの人
明日咲くつぼみに
今日の生命を🎶
永六輔さんの詩は、心に沁みます。三波春夫さんにしては、抑えた歌い方でそれも素晴らしいのです。
これもYouTubeで是非ご覧ください。
ちなみに夫の最後の言葉は、桃を口にした時に私に言った
「上手い!」のひと言。(笑)
彼らしい言葉です。
今朝も大好物だったアイスクリームをお供えしました。
多分「上手い!」と言ってくれているはず。
お取り寄せのアイスクリームですから…。