本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

法の鐘

2008-04-28 22:47:48 | 住職の活動日記
 28日のお不動さま護摩祈願の後に、当院ではご信徒の方とご一緒に 

『 法の鐘 』 の歌を唱和します。

 この歌はわかりやすい言葉で仏教の真髄を表現していると思います。

 この歌は三浦先生の西京極幼稚園で 『 母の会 』 のときに全員で唱和していた歌

なのです。そのときから、なるほどと、感心していた歌なのです。

 インターネット上にもありませんでしたので、ここでご紹介したいと思います。


   法の鐘

1.広大無辺のみおしえに  長い迷いの夢さめて
  静かに合わすこの両手  にじみいでくる真言は
  清く尊くありがたく  口にははっきりいえないが

2.心のそこからうなずける  明るい道が見えてきた
  これから先の日ぐらしは  幸か不幸かしらねども
  たしかな覚悟ができました  雨も嵐もあるだろう

3.照る日曇る日それぞれに  生きる道をば恵まれて
  心晴れ晴れ生きていく  しっかと大地ふみしめて
  唄えよ友よ高らかに  世界の涯にとどろけろ  

4.叫べよ友よ友よ仏に子 受くるに難き人の身ぞ 
  亦あいがたきのりの道  今きかざればいつの日か

  悟りの道にいたるべき  今日は帰らず明日はま

5.はかり知られぬ露の身ぞ 尊き命今日の日を
  むなしくすぐるあわれさよ 耳をすませよ胸底に
  叫びつづくる真言の  目覚めよ目覚め鐘が鳴る


 この歌は、わかりやすく言うと、お母さんの歌です。結婚されて、家庭をもたれる、

そして、自分の性が変わり、嫁いだ先の人となって、そこから本当の自分を見出していか

れる、そういう歌ではないかと思います。結婚された方はなんと話のわかっていただける

のではないかと思います。

 では、お父さんはというと、それは 『 修養の歌 』 として、父親としての心構え

のような歌がありますので、次にご紹介します。
コメント
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