本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

カニバサボテン

2010-11-30 09:13:19 | 住職の活動日記
 これからが見頃です。       

『 カニバサボテン 』 が咲き出しました。


 いつも仏さまのお花をもってきていただく 『 有働花店 』 さまより

お供えくださいと、頂きました。




    




 これからが順次花を付けていくことでしょう。





    




 この花、下に向かって花を付けていきます。

一応、使わなくなった鉢の上に乗せましたが、それでもまだ低い。


 下から、煽るように撮りました。

このような時、サンヨーの 『 Xacti 』 はとても便利です。

モニターの部分が270度ほど回転します。





     



 接写で撮影しました。


色もとても気に入っています。

淡いピンクがとてもいいですね。


これからしばらくは楽しみです。    
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九州八十八ヶ所霊場51番札所『勘代寺』さん

2010-11-29 22:44:06 | 住職の活動日記
 九州八十八ヶ所霊場の 「 熊本支局会 」 が、人吉多良木

「 51番札所 勘代寺 」 さんで勤められました。





      




 小高い山に面したとても静かな佇まいのお寺です。

でも、 『 遠い !! 』    熊本から2時間、

人吉の高速を下りてからでも、40分かかります。

 いつも支局会は熊本で行われていましたので、こちらから訪れてみると

毎回、この遠い道のりをお見えいただいたのだ、

あらためて  「 ご苦労さまでございます。 」 とおもいました。




      




 階段を20段ほど上がると 「 山門 」 が見えてきます。

山門をくぐると、とても品よくまとめられた小さな庭が目を引きます。





     




  「 昔はここで野菜とか作っていたのですよ ! 」

 納得しながらも、 とてもうまく庭造りをされたと、感心いたしました。


 その庭を見て、さらに20段ほど階段を上がると、

 本堂にたどり着くことが出来るのです。

 石段の高さも13センチほど ? 上がるのに苦にならない高さです。


 本堂の周りには小石が敷き詰められていて、

 とてもきれいに、手入れが行き届いて、すがすがしい気持ちに

 させていただきます。




     



 本堂の右手に目をやると、蕗の花が、これまた立派に咲き誇っていました。

 山の中のお寺でここまで綺麗にされるとは、本当に大変なご苦労があると思います。




     




 ネコちゃんも日向ぼっこをしながら迎えてくれました。



会議も終わり、境内を少し見させていただきました。




    




 歴史を感じさせるような 『 宝篋印塔 』 ( ほうきょういんとう )

を、見つけました。

 「 これは すごい  」  見れば見るほど、

この姿はあまり見かけないようです。

次回、この塔についてもお聞きしてみたいと思います。


      …


 お別れをして、「 山門 」 下の駐車場までお見送りを頂いて、

道の角を曲がったところに、 目にとまったものが、




    



 ひまわりの畑です。

夏には見事に開花していた様子が伺えます。

「 ごくろうさまでした 」 といわんばかりに、

深く頭をたれていました。

元気よく  「 なつ~ !  」  というのもいいですが、

我が身を省みて、このひまわりを見ていると、

妙に心引かれるものがありました。


 会議も集中して2時間、実のある話が出来ました。

みなさまご苦労さまでした。

お世話いただいた 「 勘代寺さん 」 いろいろご配慮ありがとうございました。


     









      
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今週の言葉 11/29~12/5 『 どろ沼の どろに染まらぬ

2010-11-28 22:06:20 | 今週の言葉
  『 どろ沼の どろに染まらぬ ハスの花 』


 この言葉は、以前にも 「 今週の言葉 」 で取り上げました。

また違った角度から、


   「 はきだめに えんどう豆咲き

          泥池から 蓮の花が育つ

       人みなに美しき種あり 明日 何が咲くのか 」


という詩もあります。

 『 安積得也 』 ( あずみとくや ) さんの 

『 明日 』 ( あす ) という詩です。

 安積さんは戦前、岡山県や栃木県の県知事を務められ、

戦後、感じるところがあって官職を辞し、民間の教育者となって

教化活動に専念されました。

 よく聞く言葉では  『 未見の我 』 ( みけんのわれ )  という言葉です。

「 まだ会ったことのない我 」  つまり、もう一人の私、ということです。


 世間から振り返られもされない汚いはきだめ ( ごみ捨て場 )

に捨てられた、えんどう豆も、ゴミに根付いて、ゴミから栄養分を吸収して

開花するのです。


 『 どろ沼の どろに染まらぬ ハスの花 』  も、

泥沼であればこそ蓮は花開くので、飲料水になるようなきれいな水の池では、

蓮の花は開かないのです。

 この自然の事実を人生なら何を象徴するのかと思索するのが、

仏教の人生観であり、世界観です。

 ハスはどろ沼から出て、その汚れに染まることなく清浄なのが

賞でられるだけではありません。


 植物の花はいずれも落花後に実を結ぶのですが、ハスは開花と同時に

花の芯に実のような物が存在するので、昔から

「 華果同時 」 [ けかどうじ ] ( 花と実が一緒に出来る )

と呼ばれています。

 この事は 『 華厳経 』 ( けごんきょう ) に、

「 初めてさとりを求める心を発した時が、さとりを成就した時である 」

との教えを象徴するものとしてハスの花が特に大切にされるのです。

お経の中では、

 『 初発心時 便成正覚 』 ( しょほっしんじ べんじょうしょうがく )

という言葉で出てきます。


 不思議な縁で 「 出家得度 」 を志した人を今日の

「 お不動さま 」 で皆さんに紹介させていただきました。

その顔は正に、

「 志を起こした時、すでに仏さまの心が、宿っている 」

そのような姿でした。

12月8日 「 成道会 」 お釈迦さまがさとりを開いた、その日に

得度式を執り行います。

 今が人生にとって、初々しく一番美しい時でしょう。


その門出を祝福するつもりで、この言葉を選びました。

 どろ沼の中にこそ、真実があるということを

心深く受け止めて、これから修行に励んでいただきたいとおもいます。









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『 まんぞうさん 』  ??

2010-11-28 17:12:51 | 住職の活動日記
 「 あっ !  まんぞうさん だ ! 」


とても親しみをこめて、お迎えしていただきました。


 「 まんぞうさん    」


「 まんまんさん 」  が、 「 まんぞうさん 」 

ということになった、ということのようです。


そういえば、私たちも子どもの頃、

 「 まんまんちゃん  あん ! 」 とか 「 まんまんさん 」

と、仏さまとか、お坊さんのことを呼んでいました。


 衣姿というのは、普通のお子さんは抵抗があるようですが、

ここのお宅では、早くに奥さまを亡くされ、

今日のお孫さん方には、生まれた頃からお経の声に慣れ親しんでおられたのでしょうか、

私に、とても興味ありげなのです。


 座布団を私の横に敷いて、「 ここでお参りする 」  と、いってこられました。

そこで、経本の持ち方から、座り方の稽古が始まりました。




 
     




 チョット恥ずかしげながら、

お経の方は予習をしてみえられたようで、

フリガナがついていますから、ちゃんと読めるのです。

これには     ました。





     




 お兄ちゃんには、座り方の 「 シドウ 」 です。

膝頭をくっつけて、ここに力が入ると、背筋が伸びてくるでしょう。

とてもきれいな座り方になりました。

 チョット、テレながらの合掌です。


3人、横に並んでのお参りが始まりました。

とてもいいお参りです。   


 この子どもさんたちからは 「 おばあさん 」 にあたります。

さぞかし、喜んで見ていらっしゃったこととおもいます。



 終わったあと、   「  なんか  こわかった ~ ! 」

京都の太秦にある 『 映画村 』 そこにある 「 お化け屋敷 」

その時に出てきた 「 おぼうさんの声 」 に似ていたそうです。


 そうですね ! 

『 映画村 』 は役者さんが演じられるので、

迫真に迫る演技とお声だったのでしょう。

 でも、怖いと感じる感覚も大事なのです。


『 今日は一緒にお参りしていただいてありがとうございました。   』


また、一緒にお参りいたしましょう。   
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『 風天和尚 』

2010-11-27 22:02:24 | 住職の活動日記
 宮、えびの市 四十二番札所 『 弘泉寺 』 ご住職

自らを 「 風天和尚 」 と名のっておられます。




     




 とても、軽妙な話術で皆さんの心を引きつけていかれます。

「 説法は苦手で ! 」   とおっしゃりながらも、

ご本人は 「 バッテン荒川さん 」 に憧れて、といわれるほど

ですから、巧みな間の取り方で、

皆さん笑いあり、涙ありです。



 先日の 『 口蹄疫 』 では、

えびの市でも外出禁止令が出て、誰もお寺に来られる方はいらっしゃらなかったそうです。

亡くなった 「 牛さんたち 」 もかわいそう、

弔いのためにも、自分から出ていって、檀家さんや

牧場を訪ねられたそうです。

 テレビのボリュウムを最大に上げて、その上掃除機をかけておられる。

「 どぎゃんしたと ? 」

「 可愛い牛たちが殺されていく 、 その声を聞いておれん 

  だから、大きくしとっと 」

その話には身につまされるものがありました。




    




 牛さんを守るためでしょうか、

ここのご本尊は 『 大日如来 』 ですが、

とても珍しく、 『 牛さん 』 に乗ったお姿なのです。


 今回の巡礼、最後のお寺さんです。

現場の方たちの小さな声を聞かさせていただいたおもいです。


 『 白い鹿さん 』 もいました、

生き物をかわいがっておられるご様子です。

それなのに、今回の 『 口蹄疫 』 は耐え難いことだったとでしょう。



 お参りも終わり、少し日も沈みかけていました。

振り返って眺めると、本堂横のイチョウの木が色づきはじめて、

今回のお参り成就と心温まる話で、

皆さん心豊かに帰られたのではないでしょうか。



  追伸、

 「 風天 」 は風の神さまで、福徳とかを司る、働きをお持ちです。

 ぞくに、 「 フーテンの寅さん 」  というときは

 漢字では 「 瘋癲 」 と書くようです。

 ここの和尚、そこのところをもじっておられるのでしょう。

 「 風天 」 と名のるからには、 「 フーテン 」  という

 職もなくフラフラしているのではないですよ ~ !

 ということなのでしょう。








 
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「 スマート君 」 の屋根は 

2010-11-26 22:47:54 | 住職の活動日記
 清々しいといえば、

今日この頃の 『 秋空 』 です。

スマート君には今が一番のいい季節です。



 
     




 ご覧のように、『 屋根 』 が半透明のポリカーネットです。

   お天道さまの日を燦々と受けて、

とても開放的に走ることが出来ます。



 この感覚を味わうと、シェードで覆うと

とても鬱陶しく感じてきます。


 ということは、夏と冬とのギャップがあるということですが 

夏の 「 燦々 」 はたまりません。

秋空、は最高です  

また、雨の日も、雨の滴を頭に感じながら走るのも

雨という、鬱陶しい感じがなくなります。


 ま~  今は  最高に気持ちよく       です。









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覚悟を決める !!

2010-11-26 22:21:04 | 住職の活動日記
 人間、覚悟を決めた姿は美しい !

本来は誰でも、その時その時を覚悟を決めて生きているのですが、

ついつい、その事に気がつくことなく、流されて生きてしまします。


 今日も、覚悟を決めた 「 青年 」 がやって来ました。

凛々しく、目も輝いています。


 『 迷いは初めがなくて終わりがある

     悟りは初めがあって終わりがない 』


ということがあります。

 覚悟を決める、一つの方向を見いだすのです。


そこからが本当の修行が始まります。

終わりのない !

私たちは、

なかなか 「 初め 」 がみつからない、

うろうろしている。

「 身体 」 は本来休みがないのです。

死ぬときが休むときです。

「 おぎゃ~ 」 と生まれてから、

心臓が今日は一服しようということはありません。

そのように、身体的には休みがないのですが、

「 心 」 というか、意識として、休みたがるのです。


 『 覚悟 』 を決めてからが大事です。

意識として、

 「 もう、ここまで頑張ったから、いいだろう ! 」

と、勝手に決めてしまいます。


 「 いつの日か、たどり着くかはしらねども

       我は行かんただ一筋の道を 」


方向をもつことが大事です。

たどり着く、着かないは、問題ではないのです。


 『 菩薩 』 という、ほとけさま

「 方向付けられた人間 」  という意味です。


例えば、 「 東京へ行こう ! 」  と決めたら、

新幹線であろうが、自動車であろうが、歩いて行こうが

歩み出すことが、大事です。

方向が見つかれば、一歩一歩です。

一歩一歩が大事 !!

一気に行くことは、どこか誤魔化しがあるのです。

歩みを止めないことです。


 今日の青年、偉いところは、

「 ご縁 」 を勝ち取っていったことです。 

「 縁 」 も、ただ待っているだけでは来ないのです。

自分で求めて、勝ち取っていくものです。 


 不器用でもいい !!

 一歩ずつ、歩みを止めないことです。

 その不器用さがあなたの信頼へと変わってくるのです。

 正直に、素直に歩んで欲しいと願っています。



そういう、青年に出合うということは

こちらも清々しい気持ちにさせていただきました。









  
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日本男子  金  おめでとう ! 

2010-11-25 22:02:28 | 住職の活動日記
 なんと、『 アラブ所長国連邦 』 に 勝っちゃいました  



      め で と う



 すごいぞ    日本        ちゃちゃちゃ



    決定的瞬間を見事に切り抜け  

    一点入れました。   



何はともあれ、うれしくて       しました。










    
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子は親の言うようには しないが 親のするようになる

2010-11-25 10:59:19 | 住職の活動日記
 という言葉があります。


 若い頃は、絶対に親のようにはなりたくない、

「 よく似てますよ ! 」

といわれると、   絶対に親とは違う !!   

と思っていたものです。


 しかし、だんだん年を重ねるごとく、まわりから

「 死んだ親父さんによく似てきたね~ ! 」

といわれます。

しかし、妙に納得してしまうところも出てくるのです。



 巡礼の夜も更けて、

夕食には、『 般若湯 』 も少し出て、

会話も弾み、打ち解けた雰囲気になります。


 いつも、その場を盛り上げていただくのが

添乗員の方のご両親です。

 毎回、いろいろ工夫をして考えてこられるようです。


   『 味噌小路 公麻呂 さん 』  という芸名で、





      




   「 あこがれのハワイ航路 」 を熱演していただきました。




      




   帽子を取ると、こんなお姿です。

   お母様も、横に少しだけしか写っていませんが、

   同じような衣装で大活躍です。



添乗員の方は、しきりに

  「 私とは関係ありませんが …    」

を連発しておられますが   ??



 一生懸命の親心を感じるのです。


しかし、心配ございません !!


 「 添乗員の  あなた    充分にご両親の

   素質を受け継いでおられますので、

   たぶん、数十年 ? 数年後には  あのようなお姿を

   ご披露していただけると

   感じています、 ような次第です。」




追伸、


 添乗の西本さん、いつもながら、夕食は食べる間がありませんでしたね !

 みなさんの、お酌をし、その場を盛り上げ、

 そのお姿には頭が下がります。   



また楽しい巡礼をよろしくお願いします。  





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花子お気に入りスポット

2010-11-25 10:52:04 | 住職の活動日記
 お参りが終わると、帰ってきました。

一目散に台所の時分の気に入りスポットへ、





     




 ネコは高いところが好きなようです。

 ま~  一番安全ということもあるのでしょう。

 そして、あたたかい 




     




 チョット一寝入りというところです。



またここで遊ぶのも大すきです。


 上から見下ろしながら、

顔をひっくり返して、おねだりしてきます。



  「 あそぼ~     」


今は、 むり  むり  


 写真だけ撮って、   …   しかたなく   


という一コマでした。   






  
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