夢をもてば どんな苦労も
耐えることができる
日馬富士
新しく第70代横綱になった 『 日馬富士 』 の言葉です。
幼いときより、この言葉が自分を支えてきたと、
おっしゃっていました。
そして、インタビューでは、
「 まだ、まだ。 もっと自分を磨いて 精進 したい。 」
とも述べておられました。
親方の伊勢ヶ浜親方も、
「 集中力 を 持続 する力が前よりもついた。」
と、賛辞の言葉を贈っておられました。
「 夢 」 ということも
ただ漠然と夢を見ているということもありますが、
自分はこうなりたいと、
確かな 「 夢 」 を持ち続ける人がいます。
三浦先生と一緒に私たちが集まったとき、
書かれた言葉が、
「 いつでも夢を ! 」
ということでした。
歌にもありそうな、簡単な言葉だな、と思ってもいたのですが
よくよく考えてみると、
夢をもち続けるということは
その人を形成していく上で最も大切なこと
だということを、しみじみと感じます。
夢、または 願い
どういう夢をもつか、どういう願いを持つかで
その人の人生は決まってくるようにも、思うのです。
願いを持っている人は、
その人の日々の生活が荘厳されてくる
ということです。
こうなりたいと願いつづける人は、
毎日の生活で、精進することもできるでしょう。
また、耐えることもできるのです。
話は飛びますが、
「 菩薩 」 という人間像も
無限の願いを持ち続けている人です。
お経のなかに、
「 衆生無辺誓願度 」
という、 ( すべての人々を必ず仏にします 。 )
願いがあります。
普通考えれば到底無理、
と思ってしまいます。
しかし、出来る出来ないということを超えて
願い続けるところに、
崇高さがあるのです。
日馬富士もモンゴルから異国の日本に来て
夢をもちつづけたのです。
身体の小ささを克服して、
日々の練習、精進したことが
今日の結果を見たのです。
それでも、本人は
「 まだ 、 まだ もっと自分を磨いて 」
と、おっしゃっておられるところが立派だと思います。
修行には終わりはないということです。