本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

はなのまつり

2017-04-08 17:49:29 | フラワー

今京都ではいたるところ

さくらの開花で、

お釈迦さまの「花まつり」

お誕生を祝うような

桜花爛漫の世界が広がっています。

 

我が家でも小さな花まつり

 

 

白のカラーを左に

右には黄色のバラ

 

 

不思議な線を醸し出しています

 

 

 

カラーは宇治の隣、城陽市が

生産が盛んで年間27万本

 

 

 

お釈迦様はお生まれになると

七歩歩まれて

「天上天下 唯我独尊」

と、自分の存在と責任を宣言された

ということです。

 

お釈迦様の人生を

3本の木で象徴しています。

無憂樹の木の下で生まれ

菩提樹の木のもとで悟りを開き

沙羅双樹の下で涅槃に入られた

 

私たちにとっても

2本の木はあるのです。

ただ悟りを開くという

菩提樹の木がないだけです。

しかし、

この菩提樹があるかないかで

その人生は大きく変わってきます。

あらゆる生き物には

二本の木、

無憂樹

(この樹の下とはかぎりませんが)

沙羅双樹

(涅槃に入るかどうか微妙?)

生れて亡くなっていくということは

すべての生き物には

等しく与えられています。

 

「花まつり」としてお祝いするのは

ただ、お釈迦様が生まれた

ということではなく

あらゆる生き物の中で

「菩提樹」という木を見つけた

ということです。

つまり、

いのちの生きる意味を見出した

ということです。

 

 

 

 

この花にしても、

猫や犬たちにしても

遺伝子レベルでは数パーセントの

違いしかないそうです。

 

お釈迦様が存在しなかったら

すべての生き物は

その生きる意味を見出せなかった

ということです。

そこに普通の人のお誕生日とは

違った意味があります。

 

小雨も降る中

桜たちは見事に咲き誇っています

まだ、散る様子もありません

本当に京都の町中が

御生誕をお祝いしているようです。

 

 

 

 

 

 

 

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