宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

コマ収差とガイド精度とコントラスト

2011-10-29 22:44:00 | 撮影機材
僕の赤道儀は古いTS-90S。赤緯のモータドライブが付いていま
せん。赤経モータドライブも自作、しかも学生時代に作ったもの。
コパルのSP4-415というステッピングモータに1/500ギアミッション
が付いている。流石に最近ミッションがいかれ始めたらしく、
ピリオディックモーションではない”暴れ”が目立つようになった。
ガイドは80mmF5+GA-4+3Xバロー+8mmアイピースでやっている。

古い・・・あまりにも。



これは600mmF6のトリミング画像ですが、5min X 8枚のコンポジット
です。つまり40分間ガイド鏡に張り付いているわけです。
高画素のデジイチになって、ガイド許容誤差がフィルム時代の3倍
はシビアになっています。40分間この画像のように点に止めて
おくことは非常に大変な作業です。気晴らしだからイイヤなんて思っ
ていましたけど、ギアミッションが暴れだしたので非常に疲れます。
寿命が来たようです。

このまま苦労して撮影するのは辛すぎます。気分転換にならない。
と言うことで、赤経+赤緯の両軸モータドライブを新規に作ることに
しました。当然オートガイド対応にします。
しかも、超低予算で(爆)。

<コマ収差とコントラスト> 600mmF6反射にて
この画像はK-5 , ISO12800 , 60Sec X 8枚のコンポジットです。



とりあえずノータッチトラッキングなのですが、ギアミッッション
不良で60Secが限度なんです。しかもコマ収差が盛大にあります。
イメージサークルはAPS-Cでも50%程度でしょうか。
接眼部が古くて小さいので、コマコレクタもLPS-P2も付けられませ
ん。なんとかコマコレ+LPS-P2を付けてみたいと思っています。
接眼部のラックピニオンも観望用程度のシロモノ。
ピントが定まりません。
接眼部ごと作り変えるか、交換するしかないようです。
さて、どうしたものか。

コメント
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