宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

VISACでHubble Palette

2014-07-28 17:58:00 | 天体写真(冷却CCD)
7月25日(金)、26日(土)の二日間で、なんとHubble Palette完成(V)o¥o(V)

VISAC + レデューサ2(1278mm , F6.4) + SSMonoⅢによるNGC7000の先っちょ。
S2=7X20min + Hα=5X20min + OⅢ=7X20min , 380min Total , ダーク&フラット処理無し

う~ん、この解像感はたまりませんねー。

昨年撮影した10cmF5.21Newtonianの最高解像度の画はコレ。CCDは同じです。


焦点距離が2.45倍長いので、CCDの複数ピクセルで画像処理できる分、高解像度に
なったようです。口径差による解像差は・・・どうかなあ?
VISACのスパイダーは厚いので、10cmF5.21改造機(0.5mm厚)と比べると光条が富士山型に
なってしまいます。強い画像処理を行うSAO合成では明らかに不利ですね。

左がVISAC、右が10cmF5.21Newtonian改


10cmF5.21でVISACと同等の解像度を達成するには、2.6μm角のCCDが必要です。
ICX285ALは6.45μm角ですが、熱ノイズや撮像鏡筒の集光力差を考えると、
やはり20cmF6.4の方が高解像ですね。
撮り回しを考えると20cmクラスは現在の冷却CCDに最適であることが分かります。

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撮影日時:2014年7月25日~27日
撮影地:県民の森駐車場
星空指数:40~90点
気温:23℃ -> 22℃
湿度:ココでは珍しい程の夜露びっしょり。
シーイング:5/5

冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:VC200L + レデューサ2 , 1278mm , F6.4
フィルタ:ORION 1.25inch S2 , Hα , OⅢ FilterSet

撮像時間:1カット20min
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***

赤道儀:ニューアトラクス改 + ひのきスーパーピラー
ガイド:80mm fl=400mm + QHY5L-ⅡM + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:MaxImDL , SI7 , cs5

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7月26日~27日の埼玉県民の森駐車場

2014-07-28 12:59:00 | 天体写真
新月、快晴、土曜日、夏休み前半、久々の星空となれば何処も同じだったのでは?

7月26日の県Pですよ。
条件が良ければ天頂から南が結構使える気がします。


いつもは明るい北西方向も案外暗かった。


27日01:16:07頃の大三角付近。おー、ここは何処だあ?
LX7 , 4.7mmF1.4開放 , ISO800 , 30sec


県Pでここまで暗くなるのは珍しいですね。
水蒸気が下界に沈んだ夜半過ぎから一気に空が暗くなってきました。
そのかわり、ここでは珍しいぐらいに夜露でビッショリになりました。

今夜もひたすらNarrowでOⅢとS2を撮り貯めることに専念。
途中、東西反転させてまでしつこく撮像しました。

コメント (3)
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