宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ミカゲ260赤道儀架台をE-ZEUSⅡ化しました。

2017-08-14 18:35:00 | 撮影機材
入笠山天体観測所にあるミカゲ260赤道儀架台をE-ZEUSⅡ化
して来ました。


高性能5相ステッピングモータPKP566N28A2-TS10を
マイクロステップ駆動しており、更にスムースドライブ機能に
よって非常に滑らかに動いてます。

恒星時:199.15489[Hz]
導入速度:300倍速
中速:10倍速
ガイド速度:0.7倍速
ドライバ部:別置き
ケース:アルミケース放熱対策有り+プラケース
(放熱対策有り)による防滴構造
E-ZEUSⅡに指定する周回パルス
赤経:17160000
赤緯:15500000
赤経ウォームホイール歯数:351
赤経スパーギア:44/33
モータ減速機:1/10
モータフルステップ角度:0.72°
マイクロステップ分割数:1/8
赤緯ウォームホイール歯数:310
赤緯スパーギア:45/36
モータ減速機:1/10
モータフルステップ角度:0.72°
マイクロステップ分割数:1/8

タカハシ65mmガイドスコープ&ガイドマウントを取去り、
60mmF4ガイドスコープ+QHY5L-ⅡM+USBレンズヒータ
を付けました。


赤経・赤緯ともモータはコレ




ドライバ部は別置きで放熱対策あり




最終調整中


粉雪と夜露対策


この架台はスカイセンサー2000PCを改造したコントローラで
自動導入が出来るように改造されていましたが、いかんせん
モータが非力で冬場は60倍速まで落とさないと動きませんでした。
今回の強化改造と一部OHにより、300倍速での自動導入が可能
となりました。丈夫な架台ですので、これからも十分に活躍
することでしょう。

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NexusDSCとNexusⅡを買ってみました。

2017-08-14 18:11:00 | Nexus_DSC
オーストラリアにあるAstroDevicesと言う会社↓
http://www.astrodevices.com/

から、NexusDSCとNexusⅡを買ってみました。
ドイツ式赤道儀、フォーク式赤道儀、経緯台式架台にロータリーエンコーダを
取付け、それを座標表示してナビゲーションするアイテムです。
共にWiFi機能を内蔵していてSkySafariなどとコネクトできる模様。


エンコーダはオムロンを使おうかとも思いましたが、
初めてなのでお勧め品を4個同時購入しました。
4逓倍して10000[p/rev]のものと、40000[p/rev]のものです。

ナビゲーションシステム自体は古くからあり、パルステック工業の
アストロスケールは過去に沢山使ってきました。
更に昔にはフルロジックのデジタルカウンターを作ったりもしました。
Z80とアセンブラ言語で作ったデジタルカウンターやGP-IB制御機器は、
北海道の初山別天文台で65cmフォーク型赤道儀を動かしていました。
(現在はどうなっているのかなあ?)

自動導入赤道儀が当り前になりましたが、古く大きな望遠鏡を無理に
自動化することにはリスクが伴います。
何もそこまでは誰も望んではいないし、理解も出来ないという現実も
あります。
イロイロな意味で、ナビゲーションシステムも捨てたものでは
ありません。Nexusの場合はWiFiアクセスポイントとして機能するため、
スマホ画面に望遠鏡が向いている場所が表示できるわけですね。
案外、この程度のものが一般受けするのではないかと思う訳です。

それにしても晴れにゃい!( `ー´)ノ



コメント (4)
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