8月21日の入間市は快晴。
月没が22日00:20mなので、3時間ほど撮影
できました。最近、何度も撮影している
ステファンの五つ子付近ですが、
今回のものが一番良く撮れています。
新潟県湯沢町まで行ったり、群馬県上野村へ
行ったりと、晴れ間を求めて散々動き回り
ましたが、DSO狙いではいつもの森が
一番適していることが、どうやらハッキリ
して来ました。肉眼では4等星が見えるか
見えないかという入間市でさえ、十分に
写せることが分かりました。
C-14の場合、遠征成績が悪すぎますね。
一方、いつもの森や入間市では好結果を
連発しています。
ステファンの五つ子付近
L=16X300s , RGB=each 2X300s , 110min Total
Dark=4X300s , Flat:LRGB=each 10cut
今回シーイングは良くありませんでしたが、
透明度はまあまあ。天頂付近でのシーイング
は3/5、30度付近で2/5であり、
星が真冬のようにチカチカ瞬いていました。
よって、C-14の実力値の2~3倍くらい
大きな星像になっています。
流石に前回の上野村付近の最悪シーイング
よりはマシですが・・・
------------------------------------------
撮影日時:2018/08/21-22
撮影場所:庭撮り(標高144m)
天候:快晴、微風
気温:28℃
星空指数:30
シーイング:30度付近2/5~天頂付近3/5、
星はかなりチカチカ瞬いていた。
撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ
(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB
FilterSet
コマコレクター:
ジャイアント・イージーガイダー
にてF7(fl=2489mm)
赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5LⅡM+
PHD2_Ver,2.6.5
ASCOM Platform 6.4
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
・SL510 + Win10_32bit環境で
NautilusFilterWheel
が完全に動作した!!
QHY5L-ⅡMのドライバがPHD2で
不安定との情報があった。
ASCOMドライバにすれば安定する
など書かれていたが、
元々ASCOM運用なので問題は
無かった模様。
しかし、一連のドライバ類を
最新に更新した。
これにより、E420 , SL510 ,
T100HAの撮影環境が最新
となった。
やはり、Inspiron1100 + WinXP
_SP3環境が一番安定しているようで、
動作にも全く不安定さが無い。
動いているものには触るな!
ってことで温存。E420のバッテリー
ライフが予想以上に優秀で、60%
性能のバッテリーで7時間も駆動
できている。SL510では2.5時間
しか持たない。
しかし、今回の総アップデートにて、
なんと!
SL510でNautilusが完全に動作する
ようになってしまった!!
これには、流石に驚いた。
Nautilus ASCOM Controller
までもが完全に動作している。
このアプリ、
E420 + Win7_64bitでは動作
していないのだ。
|
+->結局、SL510がもっとも
安定した撮影環境という
ことになった。
なぜこうなった?
E420で Nautilus ASCOM
Controllerだけが動作しない
理由は、OSが64bitだからかも
しれない。
T100HAでNautilusが壊滅的に
動作しなくなった理由が解らない。
もしかして、USB3.1Cだからか?
・今回はステファンの五つ子付近を
TEにて一本撮りした。
L=16 , RGB=each2
合計22カット、110分で1カットも
失敗が無かった。
ただし、やはり写野の西ズレ現象は
発生している。
TWの時と、見た目逆方向にズレて
行くので、やはり西側にズレて行く。
よって、星は見た目、東にズレて
行くように見える。
・ガイドは大変に優秀であり、
常時RMS=0.56”角程度で推移。
シーイングの割に暴れもなく、
0.5秒露光でかなりの高速補正が
出来ている。ガイドが決まったので、
入間市にもかかわらずステファンの
五つ子付近が予想以上に良く写った。
・ジャイアント・イージーガイダーの
再テストを行った。
プリズム位置が、ガイドカメラ
撮像鏡筒の中央では大きくケラレ
ていた。これではまともに写る筈
がない・・・
大きく筒先側へずらすと、
まあまあの位置に来る。
SSAGとQHY5L-ⅡMで再テストを
行った。25mm50度のアイピース
では、そこそこに星が見えたが、
ガイドカメラの写野には上手く
入って来なかった。無理やり
明るい星を探してガイドさせて
みたが、
まあ、一応はガイドしていた。
但し、SSAGはやはり感度不足
でNG。ASI-294MCなど、
超大型ガイドカメラを使えば
何とかなるか?
あるいは、X-Yシフター
機構を設けるか?
現状では、夏の空でも
ガイド星が見つかり難い。