宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ステファンの五つ子付近(at 入間市)で粉銀河

2018-08-23 18:27:00 | 天体写真(粉銀河マニアックス)
前記事で撮った”ステファンの五つ子付近”ですが、
粉銀河評価(^^♪をやってみました。




シーイング2/5~3/5ですが、ガイドが決まったので思ったよりも
写っています。概ね21等までは確保できている模様。

入間市で21等って・・・写るもんですね(^^♪

シーイング5/5なら22等も写るでしょう。

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ステファンの五つ子付近(at 入間市)

2018-08-23 18:08:00 | 天体写真(冷却CCD)
8月21日の入間市は快晴。
月没が22日00:20mなので、3時間ほど撮影
できました。最近、何度も撮影している
ステファンの五つ子付近ですが、
今回のものが一番良く撮れています。
新潟県湯沢町まで行ったり、群馬県上野村へ
行ったりと、晴れ間を求めて散々動き回り
ましたが、DSO狙いではいつもの森が
一番適していることが、どうやらハッキリ
して来ました。肉眼では4等星が見えるか
見えないかという入間市でさえ、十分に
写せることが分かりました。

C-14の場合、遠征成績が悪すぎますね。
一方、いつもの森や入間市では好結果を
連発しています。

ステファンの五つ子付近
L=16X300s , RGB=each 2X300s , 110min Total
Dark=4X300s , Flat:LRGB=each 10cut





今回シーイングは良くありませんでしたが、
透明度はまあまあ。天頂付近でのシーイング
は3/5、30度付近で2/5であり、
星が真冬のようにチカチカ瞬いていました。
よって、C-14の実力値の2~3倍くらい
大きな星像になっています。
流石に前回の上野村付近の最悪シーイング
よりはマシですが・・・

------------------------------------------

撮影日時:2018/08/21-22
撮影場所:庭撮り(標高144m)
天候:快晴、微風
気温:28℃
星空指数:30
シーイング:30度付近2/5~天頂付近3/5、
      星はかなりチカチカ瞬いていた。

撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ
    (Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB
      FilterSet
コマコレクター:
    ジャイアント・イージーガイダー
    にてF7(fl=2489mm)

赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5LⅡM+
    PHD2_Ver,2.6.5

ASCOM Platform 6.4
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

------------------------------------------

・SL510 + Win10_32bit環境で
 NautilusFilterWheel
 が完全に動作した!!

 QHY5L-ⅡMのドライバがPHD2で
 不安定との情報があった。
 ASCOMドライバにすれば安定する
 など書かれていたが、
 元々ASCOM運用なので問題は
 無かった模様。
 しかし、一連のドライバ類を
 最新に更新した。
 これにより、E420 , SL510 ,
 T100HAの撮影環境が最新
 となった。

 やはり、Inspiron1100 + WinXP
 _SP3環境が一番安定しているようで、
 動作にも全く不安定さが無い。
 動いているものには触るな!
 ってことで温存。E420のバッテリー
 ライフが予想以上に優秀で、60%
 性能のバッテリーで7時間も駆動
 できている。SL510では2.5時間
 しか持たない。
 しかし、今回の総アップデートにて、
 なんと!
 SL510でNautilusが完全に動作する
 ようになってしまった!!
 これには、流石に驚いた。
 Nautilus ASCOM Controller
 までもが完全に動作している。
 このアプリ、
 E420 + Win7_64bitでは動作
 していないのだ。
  |
  +->結局、SL510がもっとも
     安定した撮影環境という
     ことになった。

 なぜこうなった?
 E420で Nautilus ASCOM
 Controllerだけが動作しない
 理由は、OSが64bitだからかも
 しれない。
 T100HAでNautilusが壊滅的に
 動作しなくなった理由が解らない。
 もしかして、USB3.1Cだからか?

・今回はステファンの五つ子付近を
 TEにて一本撮りした。
 L=16 , RGB=each2
 合計22カット、110分で1カットも
 失敗が無かった。

 ただし、やはり写野の西ズレ現象は
 発生している。

 TWの時と、見た目逆方向にズレて
 行くので、やはり西側にズレて行く。
 よって、星は見た目、東にズレて
 行くように見える。

・ガイドは大変に優秀であり、
 常時RMS=0.56”角程度で推移。
 シーイングの割に暴れもなく、
 0.5秒露光でかなりの高速補正が
 出来ている。ガイドが決まったので、
 入間市にもかかわらずステファンの
 五つ子付近が予想以上に良く写った。

・ジャイアント・イージーガイダーの
 再テストを行った。

 プリズム位置が、ガイドカメラ
 撮像鏡筒の中央では大きくケラレ
 ていた。これではまともに写る筈
 がない・・・
 大きく筒先側へずらすと、
 まあまあの位置に来る。
 SSAGとQHY5L-ⅡMで再テストを
 行った。25mm50度のアイピース
 では、そこそこに星が見えたが、
 ガイドカメラの写野には上手く
 入って来なかった。無理やり
 明るい星を探してガイドさせて
 みたが、
 まあ、一応はガイドしていた。
 但し、SSAGはやはり感度不足
 でNG。ASI-294MCなど、
 超大型ガイドカメラを使えば
 何とかなるか?
 あるいは、X-Yシフター
 機構を設けるか?
 現状では、夏の空でも
 ガイド星が見つかり難い。

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