宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

いい感じのM20

2021-06-10 20:38:00 | 天体写真(冷却CMOS)

最終的には高解像でM20を撮像出来ました。
G250 , L=20X180s , RGB=each 4X180s , 96min Total


M20撮像中のN.I.N.A画面。
ガイドグラフが素晴らしく安定していました。


9日の日中は快晴でしたが、夕方からドン曇りに・・・
僅かに見える恒星で光軸合わせや、各種動作テストを
やっていましたが、とうとう全く星が見えなくなって仮眠へ。
23時頃にダメ元で出てみると、なんと快晴になっていました。
しかし、夜露が凄くてビッショリです。

シーイングも大変良く、微風でした。
しかし、何故か撮像した恒星像がDEC.側に星3つ分もビヨーンと
伸びているカットが多発。うわー、な、何だこりゃ!?
諸々のセッティングは昨晩のまま。
アレコレ調べましたが原因が特定できないまま日付が変わり・・・

あー、俺なんか疲れてるのかなあ~?
なんて思いながらLV画像を眺めていると、時々ビヨーンって伸びる!
殆ど風、吹いてないじゃん!! なんで??
ま、試しに大きなフードを外してみたら、なんと!
ピタッと収まってしまいました。
え~ッ? ナニコレ?
今まで、こんな微風で画像がブレたことなどありません。

うーん、これはきっと共振に違いない。
一定の微風がずーっと当たっていて、フードがあることで時々
共振して目に見えない周期的な振動が出るに違いない!
あまりに妙な振動なので、とうとうフォッサマグナが裂け始めたか!!
って、マジで考えてしまいました。

そんなこんなで、撮像開始が10日の01:16:13~と、大きく出遅れて
しまいました。最後のB画像は02:49完了と、既に薄明中でした。
それにしても不思議な振動を経験しました。

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撮影日時:2021/06/09-10
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:夜半から快晴、微風、大量夜露
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:5/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:各20枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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コメント
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