43回目の主鏡洗浄。
一度も再メッキをやっていないけど、今でもピカピカなんだ。
ツメのR削りとギリギリチューニングで素晴らしい星像だよ。
10年前にやれることは全部やり、最近は出番が殆どない。
ミザール10cmF6鏡筒を日本一使い倒した男 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)
それでもね、この鏡筒を眺めているだけで楽しいのです。
今となっては、この ”すばる望遠鏡方式もどきスパイダー” があまり意味の無いことだと
は知っている。でも、解像度はとても高くなりました。
ケンコーAC No,3で作ったフラットナー・レデューサー。
APSCまで素晴らしい鋭像を叩き出してくれます。
工夫して工夫して、考えて考えて・・・
それで世界に1台しかない望遠鏡になりました。
当時34,000.-円で買ったRFT望遠鏡。
3,000.-円程度のAC No,3を組み込んで十分に通用する光学系になりました。
F6と言う、無理のないF値も、今となっては十分に明るい。
AC No,3でF5.21まで明るくなり、星像もシャキ!っとしています。
あまりお金を掛けなくてもね、天文機材沼は十分に深いものです。
毎年1回、主鏡洗浄をやるたびに思うのです。
何でもかんでもクリクリ クリクリ ポチっている自分を戒めるのです。
だから、ポチリヌス菌対策として、とても有効なんです。
梅雨時に 清い心を思い出し カビを落として 我が邪念をも水と流す・・・
真の原点は五藤光学のテレパック50と日野金属のH-100である。
小学校4年生の時、父が買い与えてくれた望遠鏡がテレパック50だった。
初めて見たオレンジ色の星が土星で、宇宙の神秘にハマったのさ。
あれから50年が過ぎたな。
僕は100歳まで現役で生きるので、残量が40年もある。
さて、
あと40回、この鏡を洗い続けることが出来るだろうか・・・
世界の平和を祈る