あなたはこの写真を見て何を感じるだろうか。
会社での仕事を勤め上げ、自由を獲得した男の城である。
良く見て欲しい。 この機材構成を・・・
1975年頃から現在に至るまで、連綿と流れた時の流れを、写し込んではいないだろうか。
この作り
一つひとつが高精度であり、考え抜かれ設計されている。
フォーカサーもEAFではない。
ESP32 Wi-Fi ASCOM Focus Controller改なのである。
複数台あるため、IP Address分けしてPCで制御しているのである。
全ての鏡筒に光軸調整機構が付いており、同じ天体を見つめている。
BKP300鏡筒は徹底的に改造されており、主鏡セルは爪無しリング、鏡筒は補強、接眼部も補強、
オリジナルで個性的なフードもスバラシイ!
このクサリの様な補強バンドも、自作魂のなせる業です。(フツ―やらんて、こんなメンドクサイもの)
こちらはデジイチの冷却改造品。
2段ペルチェ、全部自作、マイコン制御。
このカッコ良いESP32_フォーカスコントローラよ。(サクッとDINレール付・・・この案頂き!)
青いヒートシンクが顔を出しているけど、
穴はフライス加工で空けたそうです。
こ~ゆ~ところ、たまらんなあ~(*'▽')
何故 OnStep カテゴリー記事なのか・・・?
それは山岸さんがArduino系マイコンを使い倒し、AtluxをOnStep化、複数FocuserをESP32でWi-Fi化しているから。
しかも、Smart Hand Controller まで自作しているからなのです。
出来合いの基板を買わず、全て手ハンダ作業で。
何年も前から、回路図と英語ソースと格闘して来たからなんです。
山岸康文さんご本人と・・・私の愛機♪
(ご本人の許可を頂いて掲載しています。)
初めてお会いしましたが、
正直言って恐れ入りましたm(__)m
山岸さんは大手電機メーカのエンジニアで、機械系設計がご専門。
GN-26赤道儀に付いている美しい羽子板もご自分でCAD設計され、
製作はお付き合いのあった国内企業の中国工場で
加工してもらったそうです。
メカ屋なのに電気にもソフトにも詳しいスパーエンジニアです。
開封の儀と既製品のレビュー記事に翻弄されてばかりの昨今において、
なんと骨のある天文趣味を実践されていることでしょう。
GN-26赤道儀、Atlux赤道儀、30㎝反射鏡筒、OnStepと、機材まで私とソックリです。
お聞きしたところでは仕事内容も非常に、と言うか同じ方面だったご様子。
ということは、
5年もすると私もこの境地に到達できるのではないか?
そうなるべきとの、神の思し召しか?
う~ん、越えねばならぬ壁は厚いですねえ。
山岸さん、
良い刺激を頂きました。
どうぞご健康で、今後の天文 機材 ライフをご満喫なさって下さい。
有難うございました。