宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

山岸天体観測所に5年後の我を見た!

2024-05-01 15:01:27 | OnStep

あなたはこの写真を見て何を感じるだろうか。

会社での仕事を勤め上げ、自由を獲得した男の城である。

良く見て欲しい。 この機材構成を・・・

1975年頃から現在に至るまで、連綿と流れた時の流れを、写し込んではいないだろうか。

この作り

    一つひとつが高精度であり、考え抜かれ設計されている。

フォーカサーもEAFではない。

ESP32 Wi-Fi ASCOM Focus Controller改なのである。

複数台あるため、IP Address分けしてPCで制御しているのである。

全ての鏡筒に光軸調整機構が付いており、同じ天体を見つめている。

BKP300鏡筒は徹底的に改造されており、主鏡セルは爪無しリング、鏡筒は補強、接眼部も補強、

オリジナルで個性的なフードもスバラシイ!

このクサリの様な補強バンドも、自作魂のなせる業です。(フツ―やらんて、こんなメンドクサイもの)

 

こちらはデジイチの冷却改造品。

2段ペルチェ、全部自作、マイコン制御。

このカッコ良いESP32_フォーカスコントローラよ。(サクッとDINレール付・・・この案頂き!)

青いヒートシンクが顔を出しているけど、

穴はフライス加工で空けたそうです。

こ~ゆ~ところ、たまらんなあ~(*'▽')

 

何故 OnStep カテゴリー記事なのか・・・?

 

それは山岸さんがArduino系マイコンを使い倒し、AtluxをOnStep化、複数FocuserをESP32でWi-Fi化しているから。

しかも、Smart Hand Controller まで自作しているからなのです。

出来合いの基板を買わず、全て手ハンダ作業で。

何年も前から、回路図と英語ソースと格闘して来たからなんです。

 

山岸康文さんご本人と・・・私の愛機♪

(ご本人の許可を頂いて掲載しています。)

 

初めてお会いしましたが、

正直言って恐れ入りましたm(__)m

山岸さんは大手電機メーカのエンジニアで、機械系設計がご専門。

GN-26赤道儀に付いている美しい羽子板もご自分でCAD設計され、

製作はお付き合いのあった国内企業の中国工場で

加工してもらったそうです。

メカ屋なのに電気にもソフトにも詳しいスパーエンジニアです。

 

開封の儀と既製品のレビュー記事に翻弄されてばかりの昨今において、

なんと骨のある天文趣味を実践されていることでしょう。

GN-26赤道儀、Atlux赤道儀、30㎝反射鏡筒、OnStepと、機材まで私とソックリです。

お聞きしたところでは仕事内容も非常に、と言うか同じ方面だったご様子。

 

ということは、

 

5年もすると私もこの境地に到達できるのではないか?

そうなるべきとの、神の思し召しか?

う~ん、越えねばならぬ壁は厚いですねえ。

 

山岸さん、

良い刺激を頂きました。

どうぞご健康で、今後の天文 機材 ライフをご満喫なさって下さい。

有難うございました。

 

 

コメント
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