宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

フラットナー・レデューサーを作ってみる。

2012-09-10 00:05:00 | 撮影機材
国際光器に発注してあるMPCCが5箇月たっても来ない。
問い合わせたらバーダーが外注しているMPCCのレンズ屋が
会社をたたんだので、同じ性能が出せないとのこと。
まだ時間がかかるらしいよ。

じゃあ代わりのモノは無いかと調べてみたら、
ケンコーのAC-クローズアップレンズである程度代用が効く
らしいことが判った。ACはアクロマートの略で、まあ、
一応は色消しってわけね。調べたところAC-No,2(FL=500mm)
が良いらしいのだが、デジタル用にコーティングなどを施した
PRO1シリーズというものがあり、これにはAC-No,3しか存在して
いない。AC-No,3はFL=330mm。 うーん、ピントが合うかなあ?

で、やはりゴーストなどが心配だったのでAC-No,3を買ってみた。
ドバシのポイントを使って\0.-でした。
本当は\2,960.-ぐらいのモノ。

計算式はコレ。(画像は全てN-03C携帯)


PRO1 Digital クローズアップレンズNo,3(FL=330mm , コバ黒塗り)、
上記式でd=50mmの時、FL=521mm , F=5.21 , X0.87レデューサに
なりそうな感じ。K-5のフランジバック=45.46mmに合わせて設計
したのがコレ。(鏡筒はひのきん族10cmF6)


なんとかドローチューブ最短ギリギリでピントが来そう。
LPS-P2分の5mmがキツイというレベル。
ORION StarShoot Pro Ver2.0とMono Ⅲ冷却CCD+Nautilus
FilterWheelで使うには、どうしてももう一つ専用品を作る必要が
あります。この週末はK-5+LPS-P2用を作りました。

旋盤でφ60のアルミ材から削り出し。


TリングフランジはM2X6本止め。


SSProV2とMonoⅢ用の材料も切り出しておいた。
右下の薄いのは接眼部に接続する共通Tリング(M42,P0.75)


AC-No,3はこんな感じで入ります。LPS-P2もココに重ねます。


M42,P1.0のSマウントスクリューにKマウントアダプタを付けたところ。
反対側はドローチューブへ接続するTマウントM42,P0.75です。




できた!


これでK-5 + LPS-P2 + フラットナー・レデューサーになった。
・・・ハズ
今週中には試写して評価出来ると思いますが、今月はやること一杯
で遠征してる場合ではないのです。裏山も無理かも。

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最近GPVも外してばかりですね。
昨晩は雨の予報でしたが素晴らしく晴れていた。
そんでもって、今日もこんなに良い天気だった。


我が家のカメ池に映る空も青い。


カメの甲羅も乾くってもんです。平和な週末だった。


おまえさんは・・・チョット平和過ぎないかい?

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