技師長の笠原です。
2018年03月08日の調査で、軸受け機構に関して正確な情報が手に入った
ので記事を修正いたします。
修正した記事は↓です。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/736.html
上記リンク記事で”ボールベアリングを使っていない”などの
書き込みをしましたが、どうやら間違いだったようです。
ドーム内屋探しの結果54年前の初代取説が出て来ました。
俺が小惑星に乗って地球に飛来した年ではないか!
赤経軸南端構造
ウォームホイールの内側に2個、最南端の軸受けに1個の大径
ボールベアリングを使っているようです。
テーパーローラベアリングは無かったのでしょう。
最南端軸受けボールベアリング部の拡大
ヌウォッ!
こ、こ奴 自動調芯ボールベアリングではないか!
アウターリングのR構造を見逃してはイケマセン。
なんとも可愛い自動調芯機構ですが、ほんの少し、チョットだけ
動けば良い訳だからこれで良いとの判断だったのでしょう。
北端ピラー部も自動調芯ボールベアリングが入っているようです。
取説の中に”架台の緯度及び方位の調整”という項目がありました。
僅か8行。それだけ・・・org
ところがギッチョンチョン・・・・・
万が一にでも、北端ピラーの”緯度及び方位調整機構”を弄ろう
ものなら、極軸ベースに固定されたウォームネジや粗動モータの
大径平ギアとのクリアランスと作動角度が変わってしまう構造です。
この部分は上記リンク記事でダメ出しした通りでした。
何度確認しても、極軸調整をやるにはギアトレンを外す必要がある
ことに変わりはありませんでした。
要するにこの機構、技術者が設置の時にだけ行うように付ている
ものであります。事実上、ユーザには開放していない。
その様な話だったのでしょう。たぶん。
赤経軸目盛環が”極軸にボルト止め(-_-;)”されていたり、
イロイロ面白い構造で見ていて飽きません。
こちらは赤緯軸の構造
凄いと思ったのは赤経軸ウォームギアの軸受け周り。
コレとか
コレなど
わっかるかなあ~ ♪
わかんね~だろうなあ~ ♪
え~とね、
追尾動作でウォームネジでが手前に回転するんですね。
そうするとね、ウォームネジが右側に逃げようとする力が
働くんですよ。それをね、右端でウォーム軸を押している
球座受け部品があるでしょ?
微塵ともズラさない構造なんですよコレ。
また、
追尾動作でウォームネジが手前に回転するとね、
ウォームホイールを押し上げようと力が働く訳ね。
それをね、高精度当てブロックで防いでいるのコレハ。
”恒星時運転時計”の、まさに心臓部ですね!
だからね、
この軸を300倍速とかでギュンギュン回転させてはイケない
訳なんですね。ここに掛かる力はドエライ慣性モーメントを受けて
いるわけです。軸受けはメタルかボールベアリングでしょう。
スラスト荷重を左右にギャンギャン掛けまくっちゃイケない構造。
だから私は、将来的にもココをワンモータで自動導入化することは
致しません。高速は後ろに付いている大径平ギアと高精度ロータリー
エンコーダでやるべき構造なのです。
今回はここまで。
2018年03月08日の調査で、軸受け機構に関して正確な情報が手に入った
ので記事を修正いたします。
修正した記事は↓です。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/736.html
上記リンク記事で”ボールベアリングを使っていない”などの
書き込みをしましたが、どうやら間違いだったようです。
ドーム内屋探しの結果54年前の初代取説が出て来ました。
俺が小惑星に乗って地球に飛来した年ではないか!
赤経軸南端構造
ウォームホイールの内側に2個、最南端の軸受けに1個の大径
ボールベアリングを使っているようです。
テーパーローラベアリングは無かったのでしょう。
最南端軸受けボールベアリング部の拡大
ヌウォッ!
こ、こ奴 自動調芯ボールベアリングではないか!
アウターリングのR構造を見逃してはイケマセン。
なんとも可愛い自動調芯機構ですが、ほんの少し、チョットだけ
動けば良い訳だからこれで良いとの判断だったのでしょう。
北端ピラー部も自動調芯ボールベアリングが入っているようです。
取説の中に”架台の緯度及び方位の調整”という項目がありました。
僅か8行。それだけ・・・org
ところがギッチョンチョン・・・・・
万が一にでも、北端ピラーの”緯度及び方位調整機構”を弄ろう
ものなら、極軸ベースに固定されたウォームネジや粗動モータの
大径平ギアとのクリアランスと作動角度が変わってしまう構造です。
この部分は上記リンク記事でダメ出しした通りでした。
何度確認しても、極軸調整をやるにはギアトレンを外す必要がある
ことに変わりはありませんでした。
要するにこの機構、技術者が設置の時にだけ行うように付ている
ものであります。事実上、ユーザには開放していない。
その様な話だったのでしょう。たぶん。
赤経軸目盛環が”極軸にボルト止め(-_-;)”されていたり、
イロイロ面白い構造で見ていて飽きません。
こちらは赤緯軸の構造
凄いと思ったのは赤経軸ウォームギアの軸受け周り。
コレとか
コレなど
わっかるかなあ~ ♪
わかんね~だろうなあ~ ♪
え~とね、
追尾動作でウォームネジでが手前に回転するんですね。
そうするとね、ウォームネジが右側に逃げようとする力が
働くんですよ。それをね、右端でウォーム軸を押している
球座受け部品があるでしょ?
微塵ともズラさない構造なんですよコレ。
また、
追尾動作でウォームネジが手前に回転するとね、
ウォームホイールを押し上げようと力が働く訳ね。
それをね、高精度当てブロックで防いでいるのコレハ。
”恒星時運転時計”の、まさに心臓部ですね!
だからね、
この軸を300倍速とかでギュンギュン回転させてはイケない
訳なんですね。ここに掛かる力はドエライ慣性モーメントを受けて
いるわけです。軸受けはメタルかボールベアリングでしょう。
スラスト荷重を左右にギャンギャン掛けまくっちゃイケない構造。
だから私は、将来的にもココをワンモータで自動導入化することは
致しません。高速は後ろに付いている大径平ギアと高精度ロータリー
エンコーダでやるべき構造なのです。
今回はここまで。
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