冷蔵庫だけの整理収納をお手伝いさせていただくことがしばしばあります。
お客様に整理のプロセスをレッスンしていただくには
冷蔵庫が最も適切な教材だ、と思います。
理由は3つ。
① まず、冷蔵庫はその家の文化や習慣の象徴であり、
モノの買い方、しまいかた、消費の仕方、捨て方の特徴が
ダイレクトに反映しているので問題点がわかりやすい。
② 買った時にはすでに入れるべき場所(指定席)が自動的に決められている。
冷蔵庫という一件の家に、4つの部屋がある、と見立てることで
それぞれの部屋に目的があること(冷蔵モノの部屋、冷凍モノの部屋、
野菜や果物の部屋、製氷の部屋)と その仕組みを理解しやすい。
つまり、「あるべき場所にあるべきものを収納する」ためのゾーニング決めが簡単。
③ 冷蔵庫の住人は主に食品。
賞味期限が明記されていたり、鮮度の良し悪しによって
捨てるものと保管するものの区別(整理)がしやすい。
そして、それぞれの部屋に住む同居人を分類し、
ドアポケットやトレーにまとめてグループ化するのもたやすい。
④ 庫内の掃除と清拭も含め2~3時間もあれば完結するから達成感も大きい。
冷蔵庫を教材とすることで 整理収納の概念は他の場所に応用していけるのだわヨ。
年末に買いだめする前に
「そうだ、まず冷蔵庫の整理をしよう」と思われたかたは
来週のお休みに是非。
その前に一度食べつくしてみてくださいませ。