TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

【上山の家】断熱材:超高性能グラスウールλ34

2015-11-21 09:03:14 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
現場に超高性能グラスウール(マグラムダλ34)が届きました。
うず高く積まれた断熱材の山!!
この量で、まだ全体の半分くらい。
圧縮パックに入っていて施工時には膨らむので、実際には3倍くらいのボリュームになるそうです。



上山の家では、この超高性能グラスウールですっぽりと覆います。
既に基礎には基礎断熱が施工済み。壁は付加断熱材といって、さらに断熱を2重にしていきます。


※λ(ラムダ):熱伝導率といい、熱の伝わりやすさを表します。数値が小さいほど高性能な断熱材となります。
λ34は、熱伝導率0.034w/m2・Kを実現したマグ・イゾベール社さんの超高性能グラスウールです。
http://www.isover-lambda34.jp/

雪国の住まいは、見えないところにお金がかかります。
積雪(積雪荷重)に耐える構造、暑さ寒さに耐える断熱、冬季の地面凍結(凍結深度)に耐える基礎。
とっても大切なこの3つは、いずれも竣工後は目に見えないところ。
それだけに、住まい手の理解もなかなか得にくい部分でもあります。
特に現行の断熱の基準は、いまのライフスタイルに対して、十分とはとてもいえません。

体感していただくのがいちばんわかりやすいですが、直接的には、日々の光熱費にも反映されます。
全体の予算(総工費)の約0.5~1割を断熱などの建物の基本性能をあげることに投資するだけで、日々の光熱費低減で十分に元が取れる計算になります。
個人的には、太陽光パネルをあげるのであれば、その分をこうした住まいの基本性能をあげるところにまわすことをお勧めいたします。


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