日本建築家協会の宮城地域会主催のアーキテクツウィークにて話す機会をいただきました。
メインの講演は建築家の中山英之さん。
私たちは、東北の建築家という括りでひとり30分ずつ、いま取り組んでいることなどを話しました。
金曜の午後という時間帯でしたが、学生の皆さんも結構いて、思っていた以上に人が入っていました。
大学1年生のときに「ゆく都市くる都市」というイベントに先輩と参加してせんだいメディアテークのことを知りました。
ちょうど伊東豊雄さんがメディアテークのコンペで勝って、そのコンペの記念講演会でした。
その後、建築にのめり込むきっかけになった建物で、自分が話すことになるとは、感慨深いものがありました。
次はメインの講演で呼ばれたいものです(笑)。
さて、私の話題提供は、前日にピーエスの平山さんの話を自分なりに解釈して、「選択的不均質な快適性」の話をしました。
建築の高性能化、高断熱高気密化のその先のはなし。
戦略的に温熱的に不均質な場所をつくる(選択する)ことで、均質な快適のその先へ、建築の可能性を拡げるということを話しました。
温熱的に不均質なことをあえて選択することで、建築の間取りや間仕切が違ったものになる可能性。
ちょっとした高低差によって、温熱的に不均質な状態をつくりだすことができる。これによって、建具と同じように空間を分けることが可能になるかもしれない。
そう考えると、建物の平面形ももっと自由度が広がり、そこに新しい建築が見出せるかもしれません。