明けましておめでとうございます。
あっという間に12月が過ぎ、お正月です(汗)。。
いろいろと積み残しがありながらも2023年突入です。
2009年に横浜で事務所を立ち上げ、2014年に山形にUターン。
二度目の山形暮らしも9年目に入ります。
年末年始は、これまでを振り返り、今後の展望を表明する機会にしていますが、今年も変わらず、滋味に地道に。
以前から建物の環境には関心があって、デザインだけでなく風通しや採光に配慮したパッシブな設計を行なってきました。ビフォーアフター出演以降、本格的に建物の温熱に取組みだしてからは、高断熱高気密住宅(いわゆる高性能住宅)ばかり設計しています。
建設業界では、コロナ以降、建設資材の値上げやウッドショック、半導体不足等による納期遅延が続いています。3年前では考えられないほどの工事費の高騰に日々苦しんでいます。
さらにここにきて電気料金の値上げ。灯油やガソリン、ガスなどの燃料費も値上げつづき。
冬の寒さが厳しい雪国では、暖房費の高騰は死活問題です。暖房できずに家で凍死は笑い話ではすみません。。
こうした外因に左右されず、快適な住環境を実現することは、雪国の建築家に課せられた使命とさえ思います。
あたたかい家で過ごしませんか?
雪国の厳しさを豊かさに。
冬の日射取得を最大化する高性能木製サッシによる大開口。
庇と外部ブラインド等による夏季の日射遮蔽。
壁のダブル断熱と屋根の300mm以上の断熱。
高断熱高気密による建物の高性能化。
ペレットストーブによる木質バイオマス燃料の活用。
パネルヒーターによる気流のない冷暖房。
地域にあるさまざまな技術。
地域あるさまざまな素材。
こうした技術や素材を生かし、風景を生かす建築をつくる。
住宅も非住宅も見た目のデザインだけでなく、中身のデザインも。