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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

憧れのMacとの邂逅

2005-06-20 23:59:00 | 音楽
 ぼくにとって禁断の果実といえば、何といってもMacだろう。憧憬と躊躇…、長らく内に秘めた葛藤を繰り返してきた対象にほかならない。ある意味、ファムファタール(運命の女)にも似て、できることなら邂逅を避けたいもののはずだった。そのMacがぼくと同世代のユーザーに伴われ、教室にやって来た。

 持ち主であるS氏はエンジニアで、原子炉や航空機などの検査用ソナーを設計されており、全国を股にかけ東奔西走されている方だ。喩えていえばメジャーリーガー級か。

 それがまたどうしてWindowsしか知らぬ、年齢だけ食い、キャラの立ったオヤジの教室の門を叩いてくれたのか。あえて秘するが、それが人生における不可思議な縁、面白さだ。それこそ運命だ。

 氏が無造作に抱えるMacは、PowerBook G4 というノート型だ。豊満とはいいがたいが、スリムで華奢で、まるでアリー・マクビール(アリーMyLoveのヒロイン、おっと彼女もMacか)の如くエッジが利いている。流麗といってよい。氏はおもむろに、でいて、あたかも若い愛人を誇るかのように、そのMacをぼくに見せつける。

 Macといえば美しさ、操作の簡便さ、印刷やグラフィックや音楽制作に強みを発揮する専門性といえば表現が単純過ぎるだろうか。教室のLANに繋げば余分な設定などなしに繋がるし、対応する周辺機器との接続は何の苦もない。買ってきて、電源を入れさえすれば、やりたいことがすぐ始められる。そんなPCが何故一般的にならないのか。愛人と言ったが甲斐性がなければ持てないのだ(えっ、ホント?)。

 氏が望むのは、プレゼン用のWebページ作成だ。職業柄、得意先で、詳細かつ繊細な解説を動画を見てもらうことで説得力を強化したいという。

 果たしてその任がぼくに適えられるだろうか。ぼくの謙遜でも謙虚さでもない。WebページをHTMLを書くことで作ってきた男に、アーキテクチャーやプラットホームがまるっきり異なるステージで果たして大丈夫だろうか。皆さんの方がご心配だろう。まあ、今後をお楽しみに。

 思ったことがある。パソコンは文房具に例えられる。しかし、鉛筆を持っていきなり紙に書きなぐるという印象はない。オブジェクト指向といって、Windowsではメモ帳なり、ペイントなり、エクセルなり、目的ごとのソフトを立ち上げておいてから作業を始めるのが普通だ。意味が分かってもらえようか? つまり紙で書き殴っていたようなものをある程度まとまってきたら、
「これ、ホームページにしたい」
と、その時点で右クリックしたら、ホームページが完成してしまう。ぼくたちが望む本来のオブジェクト指向とはこういうことではないのかい。

 Mac使いのS氏との出逢いはこんなことを考えるきっかけを与えてくれたようだ。

 今日、ネット上で著作権フリーのMIDI音源を探索し続けた。どっぷり音楽づけだ。その結果、こんなトップページが誕生することになった。モモちゃんの労作だ。曲はスコットランド民謡で、「スコットランドの釣鐘草」というおなじみの曲だ。