hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

年に一度

2005-07-07 22:20:39 | 音楽
 ある日突然愛する子どもが居なくなったら…。

 考えるだけでも怖ろしいし、第一、考えたくもないことだ。しかし、現実にそんな被害者が居られることが明らかになったし、加害者がはっきり自白したにもかかわらず、彼らの残されたご家族に曙光の兆しすら見られない。拉致されてから四半世紀、信じられないことに事態の多くが解決していない。

 他人事なのだろうか。いや違う。もしかしたら我が身に起こっていたかも知れないことなのだ。今、ぼくたちにはっきり分かることがある。何の落ち度もなくわが子が外国機関の工作員によって連れ去られても、この国は誰も助けてくれないのだ。国家は迅速に解決に向かって対応してくれないのだ。やられ放題なのか。 

 一部マスコミは、世論がnationalisticな方向に向かいつつある、という。思わず仰け反った。最近では野党党首ですら同様の発言をしている。政権交代にとって微妙な時宜に言うのか。横山ホットブラザーズを呼びたくなった。
「お・ま・え・は・あ・ほ・かぁ」

 本気でそう考えているのか? たいした人権感覚だ。ぼくのような素朴な考えを右翼側と決めつけるに等しい発言だ。拉致に対して毅然と
「返せ」
と迫り、世界で唯一の失敗国家が非を認めた時点で、解決に向かって一丸となった強硬な包囲網を敷けば、相手の対応も違っていたことだろう。非道に対してはそれを許さないのが正義だ。それが行き届けば、"nationalistic"なんぞという文言はその時点できれいに消滅したはずだ。

 相手に対して誤ったメッセージを伝えかねない、まるで援護射撃(どちらの)のごとき論調に、最近では、マスコミ不信が募っている。ホリエモンが言った、
「マスコミは真実を伝えきっていない」
は正しい(でも、あんたには報道に携わって欲しくない)。

 ニュースはネットで。マスコミが伝えようとする商品にはフィルターやレイヤーがかけられ、きついバイアスがかかっているように思えてならないのだ。いくつかのニュースソースを比較参照し、新聞などが伝えきっていない事柄を拾い出すのが日課となっている。

 織姫と彦星がこっそり逢引をしている時間帯か。辛くはかない逢瀬だ、それでも年に一度は逢えるのだ。七夕の夜、海の向こうから、父、母を呼ぶ声が聞こえるようで切ない。ぼくの子どもたちであり、兄弟なのだ。