hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

ラグーンの町

2005-07-24 23:51:00 | 音楽
 日曜とあって、南勢町宿浦、田曽浦と巡回した。食品会社が導入した会計ソフトについてのお尋ねなのだが、電話ではラチがあかず訪問する方が早いと判断したのである。約束の時間に到着はできたのだが、何とその会社が見つからない。前回お邪魔した記憶をたどって経路を2周ほど回ってみたものの、なかなか建物が見つからない。そこで、道中にあるUさんのお宅にお邪魔することにした。たまたま表に居たUさん、ぼくを見てびっくりした表情を浮かべながらも歓待してくれた。ご夫妻に久闊を叙すのもそこそこに、まずトイレをお借りするは、奥様が引っ張り出してくれたお孫さんの写真を見せてもらうは、
「ハテ何しに来たんやっけ」
目的も忘れ、しばし歓談を楽しんでしまう。

 「2年ほど前に、新社屋に移転したんやんな」
Uさんの呆れた表情、懐かしさが甦る。これなんだ、このひとのもつ雰囲気の素晴らしさ、いつも接するたび、心が和み、優しい気持ちにさせてくれるのだ。
「はよー、行ったらなぁ」
と、促がされて慌しくU家を後にする。ご丁寧に道順やランドマークを繰り返してくれる。で、無事到着することができた。

 で、お咎めもなく温かく迎え入れられたピカピカの会社では懐かしい顔のオンパレード。遅れたいきさつとU家でのやりとりなどで盛り上がる。社員のグループ学習で親しくなった皆さんもいい笑顔で再会を喜んでくれる。前回の訪問から2年が経っているとは思えない親近感に、家を出るときの緊張もほぐれている。

 この町の素晴らしさは、自然だ。ラグーンというのだろう、湾が砂州(さす)によって外海から隔てられ湖沼化した地形で、周りを家屋が密集して取り囲んでいる。だから2周という表現がありうるのである。自然を町並みが上手に活用している。散歩していて楽しい町なのだ。

 ここまできたらと、兄貴のようなY氏の市場を訪れる。忙しいだろうに、快く出迎えてもらい立ち話をさせてもらう。ますます心が丸くなる。帰りたくなくなるほどだった。