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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
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試験にでる英単語=出る単

2005-07-22 22:50:59 | 音楽
「先生、買って来たよ」
高一の大ちゃんが、試験にでる英単語―耳から覚えるを持ってきた。先日、高校生のころの勉強法を訊いてきたので、
「こんなのがあったんや」
と、ぼく自身が懐かしさを感じて彼に紹介したのである。さっそく注文したらしい。

 略して、「出る単」。デビューは1967年ごろではなかったか。当時、「赤尾の豆単」が超有名であり、ブランドとして確固たる地位を占めていた。何せコンパクトで、赤表紙が可愛くてキュートだし、文字も見やすかった。が、しかし、辞書のような配列で、しかも収録単語数も多く、すぐにぼくの意気を阻喪させた。

 その点、「出る単」の方はというと、豆単の半分ほどの量で、さらに重要な単語から順番に並べているところが斬新であり、なおかつ、
「単語を部分に分解して、それぞれの語源を覚えれば、少ない数で組み合わせでたくさんわかる」
というコンセプトに惹かれた。どうにも怠け者に性根が入っている。

  • chaos=混沌
  • prejudice=先入観
  • intellect=知性

などが、今でもスラスラ出てくるのはまさにおかげだろう。ただし、これで全てなのが哀しい。

 40年近く前のものが現在も現役というのも凄いと思うが、さらにCD付き、二色刷、赤シート付きでの復活はいかにもコンテンポラリーで面白い。税込みで988円というのにも驚いた。
「さらにお買い得!!」
深夜の通販番組の決め台詞の定番を思い出した。

 鮮度は落ちてないか、つまり現在の試験においてもご利益があるのか、著者も2代目になっている(ご子息)から心配することもなさそうだ。電車での往復時間、2時間半ほどか、大ちゃんの根気にかかっている。頑張れ。

 今は亡きジョン・ハートフォードさんが作曲した「ジェントル・オン・マイ・マインド」という名曲がある。ぼくの高校時代にグレン・キャンベルが歌ってヒットしたものだが、実は、映画「ドクトル・ジバゴ」にインスパイアされ(霊感を受け・感化され)出来上がったのがこの曲だという。当時はそんなことも知らず鼻歌で歌っていたが、inspireも「出る単」で覚えた単語のひとつだと気づいた。
「大ちゃん、役立つぜ」