横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

上瀬谷のゲンゴロウ

2018-07-02 06:18:27 | 日記



上瀬谷の田んぼにミゾカクシ(キキョウ科)が咲いていた。






ミゾカクシは別名でアゼムシロとも呼ばれる。
溝隠し にしても 畦筵 にしても、あたりに蔓延ることを思わせる名前だが、ここではポツポツだった。






田植えの終わった田んぼの畦に近く草のない浅いところに、小さな生き物たちが見えた。






ひとつはオタマジャクシだ。アマガエルになるのかなあ。






こちらは何やら見慣れない。
水中を泳ぎ回ったり、底のあたりをつついたり、時には水面からふいっと体を出してまた戻ったり。






ハイイロゲンゴロウというものらしい。ゲンゴロウの仲間を意識して見るのは初めてだ。
ゲンゴロウの仲間は水田などでたくさん見られた昆虫だが、さまざまな要因で絶滅危惧されている種が多いそうだ。






こういうのもいた。エビの仲間か?






時にエビ反りをする・・・いやいや実はエビの曲がりかたは無理のない方向のはずだ。
ハサミもなさそうだしエビではない。






調べてみたところハイイロゲンゴロウの幼虫のようだ。
ハイイロゲンゴロウの成虫と幼虫が同じ場所で生活していたのだ。
ゲンゴロウはオサムシの仲間だが水生なのだ。ときどき水面から顔を出すのは呼吸のためらしい。


水田というのは、さまざまな生き物のための環境を保つ役割を果たしているようだ。

コメント (2)
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