近所の高校の擁壁のそば、低いところに小さな白い花が咲いていた。
小さくて花の構造がよく分かるように撮れなかった。
こんなところに、何の花だろうと首をひねっていたが・・・
この実を見て思い出した。フウセンカズラ(ムクロジ科)だ。チョウチンカズラとも言う。
フウセンやチョウチンは花ではなく実に由来した名前だ。
そしてカズラは葛つまり蔓性の草だというわけで、植えた場合は竹の棒などに這わせる。
同じく蔓性の花だけど、葉の陰でひっそりと咲いているのもある。
ヘクソカズラ(アカネ科)だ。探してみればあちこちで咲いている。
花の中心が赤紫色でヤイトバナとかサオトメバナとも呼ばれたらしい。
悪臭の故にヘクソカズラとは残念な名前をつけられたものだ。
こちらも近所でよく見かける残念な名前の花はママコノシリヌグイ(タデ科)という。
いくら継子とはいえ、そんなひどいことをする母親がいるとは全く残念だ。