神宮外苑から西へ、明治通りを横切って原宿から明治神宮まで歩いた。
平日の午後でも参道を歩いている人が多い。
しかし原宿と比べると静かなものだ。御苑の南池からの小さな流れもしんとしている。
全国各地の酒造家から献納された清酒の菰樽。数えたら216樽あった。
清酒好きの人には垂涎の樽も多いことだろう。
毎年、新しい樽になっているのかどうか知らない。
参道を挟んで反対側には葡萄酒樽が60樽あった。
明治天皇は西欧文化をとりれることに熱心で洋装、洋食、洋酒などを取り入れ、
洋酒としては特に葡萄酒を好まれたそうだ。
その縁で2006年以来フランスのブルゴーニュの生産者から献納されている。
樽に付けられたカードには、DOMAINE~ と書かれている。
DOMAINE(ドメーヌ)とは自らの葡萄畑で栽培・醸造・瓶詰めまで一貫して行うワイン生産者のことで、
ボルドーにおけるシャトーとほぼ同じ位置づけのようだ。