江ノ島の頂上辺りにサムエルコッキング苑がある。
冬の間は展望灯台を中心にして「イルミネーション・湘南の宝石」が行われる。
行ったときは明るい時間だったけれどチェックのためだろうか暫く点灯されていた。
美しいイルミネーションを楽しめるように、いろいろと工夫されているようだ。
向こうの林はツバキなどの樹が植えられている。
そのあたりも控えめにイルミネーションの対象になっているようだが、そこは割愛する。
椿のいろんな品種があって咲く時期が違うので長い間ずっと次々と咲きそうだ。
太郎冠者という品種はこれまでもあちこちでよく見かけた。
香妃。ツバキはさまざまな品種が作り出されて、趣のある名前がつけられる。
私は鼻が利かないが、名前からすると香りのよい品種なのだろう。
純白の「限り」。不思議な名前だけれど千重(宝珠)咲きの花の姿がいい。
肥後椿の一種の「熊谷」の小ぶりだけれど真っ赤な花に惹かれる。
「菊冬至」は真っ赤な花弁に白い斑が入って面白い。
たしかにちょうどいま冬至の頃にも咲いている。
しかし名前は花の様子から「菊綴」(きくとじ。直垂などの着物の縫い目に着ける飾り)に由来するらしい。
そんな古いものに喩えられたことから考えると作出は江戸時代に遡るのかもしれない。
バラと並んで椿も品種がいっぱいあって、さらに増えていくので名前はとても覚えきれない。